藍 画 廊

若宮綾子
WAKAMIYA Ayako


若宮綾子展
の展示風景です。



各壁面の展示です。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の15点が展示室の展示で、その他小展示室に7点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品はすべてシナベニヤ、パステル、クレパス、インクを使用、タイトルは「untitled 2020 」です。



左壁面の作品です。
サイズは130×82×25cmです。



正面壁面の12点の作品です。



右壁面、左端の作品です。
サイズは18×9×5cmです。



右壁面、右端の作品です。
サイズは51×52×5cmです。



入口横壁面の作品です。
87×23×15cmです。

〈作家コメント〉
とりあえず 手を動かしてみる
今朝見た青い空が 現実だったのか
もはや 定かではないけれど

とりあえず 手を動かしてみる

見上げるこの空が
美しいと思えるうちは

画廊の所々に美しい緑が繁っています。
緑はシナベニヤにパステル、クレパス、インクで着色したものです。
それが樹々の葉のように見えます。
そう、ここは森の中なのかもしれません。

ここで生活する人々はいつも移動しています。
今日はこっちの池の縁(ふち)、明日は向こうの大きな樹の下。
木々や葉っぱを使って、簡素なバラックのような家を作ります。
そこで食事をして、いろいろな家事をして、寛いで、寝ます。
だけど定住はしません、方々に家を作って渡り歩くのです。
だから緑の家があちらこちらにあるのです。

一つ一つの緑の家は、歪んでいて、隙間だらけで、不格好です。
しかし、その緩さが優しくて、とても住み易い。
その地に同化していて、森の一部になっています。
そんな風景が、今画廊に在るのです。

個々と全体のバランスが絶妙で、とても穏やか、且つ刺激的なインスタレーションです。
余白(画廊の壁面、床)の在り方も秀逸で、全体として一幅の美しい風景を見ているようです。
襤褸(ぼろ)の美に通じる、バラックの美。
毎回毎回楽しませてくれる若宮さんの展示ですが、今回もまた仮設の楽しさを堪能させていただきました。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2001年藍画廊個展
2002年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2008年藍画廊個展
2010年iGallery DC『DC1』
2010年藍画廊個展
2011年iGallery DC個展
2012年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2020年iGallery DC個展


会期
2020年11月2
日(月)ー7日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内