『DC1』(1)
『DC1』の展示風景です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から浜田涼さんのミクストメディア作品が2点、鈴木敦子さんのミクストメディア作品が1点、井川淳子さんの写真作品が1点、亀山尚子さんの綿布・アクリル作品が2点です。
カウンターの左端には、菊地絵子さんのミクストメディアの作品が1点です。
正面の壁面です。
左が渡辺寛さんの写真作品が1点、奥の壁面には塩入由美さんのキャンバス・油彩作品が1点です。
右側の壁面です。
左から、塩入由美さんのキャンバス・油彩作品が1点、当間裕子さんのパネル・綿布・油彩作品が1点、菊地絵子さんの紙・鉛筆・額作品が1点、若宮綾子さんのミクストメディアの作品が2点、小林聡子さんの紙・ボールペンの作品が1点と紙箱・油彩作品が2点です。
以上10人の作家、17点の作品で『DC1』展は構成されています。
それでは作品を1点づつご紹介いたします。
浜田涼さんの作品2点です。
サイズは2点共19.7(H)×29.5(W)cm。
制作年度は2010年、価格は共に36.000円です。
ピンぼけ写真を基に、アクリルなどで加工を施した作品です。
絵画を彷彿させる美しい色彩と構図を持っています。
風景の空気感が伝わってくるような作品。
鈴木敦子さんの作品です。
タイトル「綿雪」で、サイズは41×41.2cmです。
制作年度は2005-2008に渡っていて、価格は90.000円です。
タイトル通り、綿雪を描いた絵画ですが、描くだけではなく、よく見ると糸が縫い付けてあります。。
和と洋と、具体と紋様が無理なく融け合った作品です。
綿雪の遠近とストライプも融合した、類い希な「風景画」です。
井川淳子さんの作品です。
画面サイズは35×45cmです。
制作年度は2000年で、価格は50.000円(額付)です。
井川さんが初めて制作した写真作品で、あたかも鉛筆のドローイングのように見えます。
背景の白の絶妙さが、印画紙ならではの質感で表されています。
シンプルでありながら、広い世界を開示している作品。
亀山尚子さんの作品2点です。
サイズは。左が22.7×22.7cm、右が33.3×22.2cm。
制作年度は左が2006年、右が2007年で、価格は左が37.000円(額付)、右は40.000円です。
心の深いところに届く絵画で、微妙な色彩の変化と空間の奥行きに秀でています。
上品な、色気が漂う作品。
『DC1』(2)に続く。