みわはるき展
《唇 XI》
MIWA Haruki
みわはるき展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、タイトル「KUCHIBIRU XI - 7」でサイズ112.0(H)×145.5(W)cm(F80)、「KUCHIBIRU XI - 1」で112.0×145.5(F80)です。
正面の壁面です。
左から、「KUCHIBIRU XI - 2」で112.0×145.5(F80)、「KUCHIBIRU XI - 4」で112.0×145.5(F80)です。
右側の壁面です。
左から、「KUCHIBIRU XI - 8」で112.0×145.5(F80)、「KUCHIBIRU XI - 3」で112.0×145.5(F80)です。
入口横の壁面です。
左上から左下にむかって「KUCHIBIR UXI- 9」、「KUCHIBIRU XI - 18」、「KUCHIBIRU XI - 10」、「KUCHIBIRU XI - 15」、「KUCHIBIRU XI - 17」、「KUCHIBIRU XI - 14 」、「 KUCHIBIRU XI - 16」、「KUCHIBIRU XI - 19」、「KUCHIBIRU XI - 11」、「KUCHIBIRU XI - 12」でサイズはすべて14.0×18.0(F0)です。
以上の16点でみわはるき展は構成されています。
作品はすべて綿布にアクリル絵具を使用しています。
左壁面の「KUCHIBIRU XI - 7」です。
みわさんの唇シリーズもついに11回目になりました。
今や唇は溶けて、風景にも抽象にもなっています。
今回特に目立つのはラインがピンクになっていることです。
左壁面の「KUCHIBIRU XI - 1」です。
流れるような紫の雲と黄色の雲。
青系の色のボカシがアクセントになっています。
ピンクのラインも効果的です。
正面壁面の「KUCHIBIRU XI - 2」です。
この作品は他の作品とは色合いが異なっています。
色数も多く、山吹色が印象的です。
風景でみると、空があって、山があって、湖があるように見えます。
全体の展示のアクセントになっている作品です。
正面壁面の「KUCHIBIRU XI - 4」です。
穏やかな色使いと筆遣いですね。
それでいて生命力を感じさせる画面です。
右壁面の「KUCHIBIRU XI - 8」です。
みわさん個人としては特に気に入っている作品で、上下の青がポイントです。
これも伸びやかで広がりのある画面です。
この作品になると、唇はどこかに行ってしまったかのようです。
右壁面の「KUCHIBIRU XI - 3」です。
軽やかですねェ。
心が踊りたくなるような作品。
下辺の緑のボカシが画面を引き締めています。
入口横壁面の小品から2点ピックアップしてみました。
画布に色を染み込ませるようなボカシが効果的で、大作とは異なった味わいがある小品です。
〈作家コメント〉
溶けた唇は行き着く先の当てもなく漂い続ける。
画廊に入ってまず感じるのは、広がりのある画面の開放感です。
常よりも、オーソドックスに展示された各作品。
何とも優しく、心地良い感触です。
初期の唇シリーズから見ると、作家コメントの通り、唇は溶解して漂流しています。
それでいて、絵の強度は逆に上がっています。
捕らえ所のない画面のようでありながら、一本筋が入っています。
絵画という筋がしっかりと入っています。
みわさんの絵画は大人の絵画です。
分と節度をわきまえた絵画です。
にもかかわらず、自由奔放で片苦しさがありません。
画面を漂うエロティシズムも、大人のエロティシズムです。
大人の絵画であることと、若々しく瑞々しいことは矛盾しません。
老成とは逆のベクトルの大人の絵画もあって、みわさんの絵画はまさにそれです。
ご高覧よろしくお願い致します。
みわはるきパフォーマンスEXTRA PAGE(6/24)
パフォーマンス
6月24日 17:30〜
7月6日 15:30〜
2001年藍画廊個展
2002年藍画廊個展
2003年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2008年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
「美」と「術」2001年展
会期
2013年6月24日(月)ー7月6日(土)
日曜休廊
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)