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藍 画 廊

 


みわはるき展
<Sibyl>


う〜ん、暑い!
「梅雨が明けていないのに、何でこんなに暑いの?」。
と、誰彼とはなく言ってしまいそうな暑さです。
(明日からは少し和らぐという天気予報ですが。)

ところが、藍画廊は涼しげです。



ね、涼しそうでしょ。
広い壁面に小さな作品がポツリと展示されています。
この展示は巧いですねぇ。
新鮮です。
普通はここに大きな作品を展示して、小さい作品はその対面の狭い壁面に展示しますから。
今回は逆になっています。
この展示方法には何か意味がありそうです。







こちらは画廊入口から入って左側壁面のM200号の大作。
本展の作品は全て綿布にアクリル絵具で描かれています。

みわさんは、自身の制作で「絵画の構造/形式」を探求してきた人です。
それも、さり気なくやってきた人です。
大仰にやるのはみわさんの趣味ではないからです。
しかし、みわさんの作品を見続けている人間には、そのさり気なさに隠された本気はすぐにわかります。

この作品は、そういったテーマに正攻法で挑んだ作品だと思います。
力業です。


これは、展示風景の左側の作品のアップです。
P8号です。
上の作品と比べると随分違いますね。
何か、脱力してますね。

わたしは、この作品の「成り立ち」に非常に興味をそそられます。
この小さな作品が、何故大きな壁面を占めているのかが何となく解ります。
それは恐らく、この小さな作品に込められたみわさんの意図でもあると思います。


小さな作品の対面の作品。
F80号です。
楽しい作品です。
何かが芽生える時のような喜びと楽しさに満ちた作品です。
みわさんの作品の基本的なトーンを良く現している作品です。

御案内した作品の他、芳名帳の上、通路側のウインドウにもサムホールの作品が展示されています。


御高覧よろしくお願いいたします。


会期

2001年7月2日(月)-7月14日(土)

日曜休廊

11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内




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