藍 画 廊



みわはるき展
《唇IV》
MIWA Haruki


みわはるき展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧いただきます。


画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。

左から、作品タイトル「kutibiru IV no.7」で、作品サイズはF80号、
「kutibiru IV no.8」で、F80号、
「kutibiru IV no.9」で、F80号です。

画廊中央には十点の小立体が展示されています。
入口横右の壁面です。
「kutibiru IV no.10」で、F80号です。
左側の壁面です。

左は、「kutibiru IV no.1」で、F80号です。
右は小品五点の展示で、「kutibiru IV no.2〜6」で、
F0号が三点、F3号が一点、S3号が一点です。


以上二十点が画廊内の展示で、その他道路側ウィンドウに一点の展示があります。
平面作品は綿布、水性キャンバスにアクリルを使用しています。



小立体十点です。
作品は、樹脂粘土を使用したものと、石粉粘土を使用したものがあります。
(色の違いが素材の違いではないでしょうか。)

立体は前回個展に続く出品です。
作品を見ていると、一部が剥げ落ちた全身像や頭像を想像させますが、ラフなタッチでカタチを作り上げています。
動きのある彫刻です。



左壁面の「kutibiru IV no.1」です。
タイトル通り、唇に見えますね。
今回は、あえて唇というカタチを無視して見てみました。
そうすると、画面は動きに満ちています。

この小さな画面では、動きは良く見えません。
画廊で作品と対面して、見続けていると、動きが見えてきます。
かなり、激しい動きです。



右壁面の「kutibiru IV no.10」です。

以前のみわさんの作品でも、画面の中の激しい動きは気になっていました。
筆勢(筆の勢い)といったものではなくて、目まぐるしく画面の中が動いているのです。
動きを名付ければ、エネルギーが相応しいかと思います。
そういう動きです。

生きる、生きているということは、すなわちエネルギーが為す運動です。
みわさんの作品には、エネルギーが満ちている。
みわさんの意図は知りませんが、作品はエネルギーを讚えています。
ものすごくポジティヴな絵画で、パワフルな表現です。
それは小さな立体にも当てはまります。

ここでわたしは得心したのですが、みわさんはエネルギーを持った人で、それを分け与える人だったのです。
生きる、生きているというエネルギーの運動が、画面に溢れています。
それがみわさんの絵画、だと思います。

ご高覧よろしくお願いいたします。

2001年藍画廊個展
2002年藍画廊個展
2003年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
「美」と「術」2001年展


会期

2006年6月26日(月)-7月8日(土)

日曜休廊

11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)


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