洲崎正隆展
SUZAKI Masataka
洲崎正隆展の展示風景です。
各壁面の展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の7点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面左の作品です。
タイトル「2023作品01 」(アクリルパネルにアクリル絵具、パステル、色鉛筆)で、サイズ61×61×3cmです。
左壁面右の作品です。
「2023作品02」(アクリルパネルにアクリル絵具、パステル、色鉛筆)で、51×93×3cmです。
正面壁面の作品です。
「2023作品03 」(アクリルパネルにアクリル絵具、パステル、色鉛筆)で、60×22×3.5cmです。
右壁面左側の作品です。
左から「2023作品04 」(発泡スチロールに樹脂、パステル)で、21×18.5×3cm、
「2023作品05」(木製パネルにアクリル絵具、パステル)で32×26×3cmです。
右壁面右の作品です。
「2023作品06 」(アクリルパネルにアクリル絵具、パステル、色鉛筆)で、48×50.5×3.5cmです。
入口横壁面の作品です。
「2023作品07」(アクリルパネルにアクリル絵具、パステル、色鉛筆)で、46×81×2cmです。
〈作家コメント〉
視覚に没入しすぎると分からなくなることもあるので
作品に対峙したときの一定の距離感を大切にした。
ある意図をもって主張したり問いかけもしない
そこにあるだけで不足なく均衡が保たれ
満たされていると感じられる空間。
洲崎さんの作品で強く印象に残るのは色です。
不思議な光沢と茫洋とした空間を生む作品は、まずアクリルパネルにサンドペーパーをかけ、アクリル絵具、パステル、水彩色鉛筆で着色していきます。
その工程は何十回にも及びます。
そして、色を封じ込めたような作品が生まれます。ご存じの通り、色は光の反射と吸収によって生じます。
光がないところでは、色はありません。
また、光のないところには生物も生息しません。
光はそのエネルギーによって植物に命を与え、それが動物をも生かすのです。
その意味で、光は生命そのものです。古いモノクロームの写真や動画をデジタルでカラー化することが流行っています。
色が付けられた画像は、なぜか息を吹き込まれたようにリアルな表情を見せ始めます。
古ぼけてフリーズしたような画像が、突然生き返ったような様子に驚くのはわたしだけではないでしょう。
この現象は色に光のエネルギーが反映されるからではないかと推測します。洲崎さんが飽くことなく長い時間と手間をかけて封じ込めた色。
それは光のエネルギーそのもののような気がします。
「そこにあるだけで不足なく均衡が保たれ満たされていると感じられる空間」
それはエネルギーが空間をその運動で満たすことを意味していて、それは取りも直さずわたしたちの「生」を意味し、過去の美術家が光に取り憑かれて制作したことを想起させます。
色は光の別名であり、エネルギーの現れに違いないからです。
ギャラリーの空間に浮かぶような色に囲まれて、思いはそんなところに行きました。
ご高覧よろしくお願い致します。2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年iGallery DC個展
2020年藍画廊個展
2022年藍画廊個展
会期
2023年12月4日(月)ー12月9日(土)
11:30ー19:00(最終日は18:00まで)
会場案内