藍 画 廊

洲崎正隆展
SUZAKI Masataka


洲崎正隆展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の9点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「作品01」(アクリルパネルにアクリル絵の具、色鉛筆、パステル)でサイズは430×570mmです。



左壁面、右端の作品です。
「作品02」(アクリルパネルにアクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で600×900mmです。


正面壁面、左端、右端の作品です。
左は「作品03」(アクリルパネルにアクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で430×580mm、
右は「作品04」(アクリルパネルにアクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で250×320mmです。



右壁面、左端の作品です。 、
「作品05」(ウレタンフォームに樹脂、アクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で250×320mmです。



右壁面中央、右端の作品です。
左は「作品06」(発泡スチロールに樹脂、アクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で200×210×30mm、
右は「作品07」(発泡スチロールに樹脂、アクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で200×210×30mmです。


入口横壁面、左端、右端の作品です。
左は「作品08」(アクリルパネルにアクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で310×410mm、
右は「作品09」(アクリルパネルにアクリル絵の具、色鉛筆、パステル)で310×410mmです。


〈作家コメント〉

混迷するニュースにうろたえている。
ただ日々の生活は相変わらずで、
制作の方向性を見失うことも多いが、
その場所に入った瞬間の感覚を大切にした。
世界の情勢とはかけ離れているかもしれない
自分の置かれた時と空間を表現したい。

観想という言葉があります。
特定の対象に向けて心を集中し、その姿や性質を観察すること。
また、そのものの真の姿をとらえようとして、思いを凝らすことです。
観想は仏教用語ですが、メディウムと絵具の薄い層を何百回も塗り重ね、ストイックに作品を制作する洲崎さんの姿勢と重なります。
では、洲崎さんは心を集中して何を捉えようとしているのでしょうか。
それは、光の性質であり、色の現れるその瞬間のような気がします。

太陽の光を求めて極夜(一日中夜が続く時期)の北極を徒歩で旅した冒険家のノンフィクションを読んだことがあります。
数ヶ月の過酷な暗黒の旅の果てにやっと極夜が終わり、太陽が姿を見せます。
それはあたかも、人が初めて太陽の光を浴びたかのような感動と歓びがあったそうです。
洲崎さんが美術を学んだのは絵画科で、専門的に色を扱う学科です。
現在の制作は絵画とも彫刻とも形容しがたい形式ですが、色への興味は以前にも増しています。
色は光の作用よって生まれます。
もしかしたら洲崎さんはあの冒険家のように、初めて色が生まれる瞬間を捉えようとしているのかもしれません。
色という概念すらない時に、色を初めて見た人の感動と歓び。
それは同時に、色彩の真の姿も表しています。

洲崎さんは西洋美術の流れにいる作家ですが、その制作態度は禅僧のようで、東洋的です。
ひたすら座禅を組むように画面に向かい、微かな傷や擦れを手がかりに作品の方向性を探っていく。
それは答えのない問答のように、決して終わることのない観想の旅です。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年iGallery DC個展
2020年藍画廊個展

 

会期

2022年6月27
日(月)ー7月2日(土)
11:30ー19:00(最終日18:00)

会場案内