洲崎正隆展
SUZAKI Masataka
洲崎正隆展の展示風景です。
各壁面の展示です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の7点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
展示室の作品はすべてアクリルパネル、ウレタン樹脂、アクリル絵具、色鉛筆、パステルを使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端の作品です。
左はタイトル「2020 作品 01 」で、サイズ435×570mmです。
左壁面、右端の作品です。
「2020 作品 02 」で435×570mmです。
正面壁面の作品です。
左は「2020 作品 03 」で750×600mm、
右は「2020 作品 04 」で750×600mmです。
右壁面、左端の作品です。
「2020 作品 05」で435×570mmmmです。
右壁面、右端の作品です。
「2020 作品 06」で440×530mmmmです。
入口横壁面の作品です。
「2020 作品 07」で320×410mmmmです。
〈作家コメント〉
色は光の反射を脳が認識しているならば、その存在の実態は何なのか。
日常に不安や漠然とした違和感を抱えながら、自分に出来ることを続けてそれらしいリアリティを得られるまで模索する。
ただそれは無理をすると破綻してしまう微妙な対象。洲崎さんの作品は支持体としてアクリルパネルを使用しています。
それにメディウムを塗り、サンドペーパーをかけ、アクリル絵具、パステル、水彩色鉛筆で着色していきます。
その工程を何十回も繰り返して、この不思議な光沢と茫漠とした空間を持った作品が生れます。
作品にモチーフは存在せず、層を重ねていく過程で偶然生まれるキズやクラックを手がかりに制作を続けます。
これは忍耐のいる作業ですが、飽きずに手を動かしていると像が浮かんできます。
それはカタチと呼ぶには朧げで、喩えてみれば影のようなものです。
つまり実体ではない、実体を映す何かです。
考えてみれば、<色>とはそのようなものかもしれません。
光によって色は様々に変化し、捉えようとすればスッと逃げてしまいます。
実体は不明で、実態という様(さま)、状態だけが存在するものです。
前世紀末から絵画の形式は大きく変化しました。
絵画の物質性が強調され、それまでは絵画と区別されていた現実の空間と交わることによって、そのベースである色とカタチを深化させました。
洲崎さんの作品もまた、それ以降の絵画と呼ぶべきものです。
ここでは色とカタチが、現実の空間の中で浮かんでいます。
それは状態であって、実体ではありません。
しかし世界の有り様に実体が在るかと問えば、いささか疑問にも思えます。
在るのは実態で、それこそが今も昔も絵画の行く先(テーマ)です。
そしてそれは、<生>の在り方にも繋がります。
洲崎さんの絵画を見ながら、ふとそんなことを考えていました。
ご高覧よろしくお願い致します。2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年iGallery DC個展(今回は洲崎さん撮影の作品画像を使用しました。)
会期
2020年11月30日(月)ー12月5日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内