洲崎正隆展の展示風景です。
画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。 左は、サイズ120.5×137×5.5cmで、ベニヤ板にアクリル。 右は、55×91×9cmで、ベニヤ板にアクリル、ワックス(蝋)です。 |
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入口横右の壁面です。 左の二点は、20.5×17.5×5cmで、ベニヤ板にアクリル、ワックス。 右は、30×34×9cmで、ベニヤ板にアクリルです。 |
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左側の壁面です。 左は、20.5×30.5×5cmで、アクリル板にアクリル、ワックス。 中央は、81.5×94×4cmで、ベニヤ板にアクリル。 右は、9×12.5×4cmで、アクリル板にアクリル、ワックスです。 |
画廊内の展示は以上の八点で、その他道路側ウィンドウに一点、芳名帳スペースに三点の展示があります。
入口横右の双子のような二点を除けば、大きさも形も厚みも不揃いな作品の展示です。
一見方形に見える左壁面のピンクの作品ですが、近づいて見れば、
このような形になっています。
作品の一点一点は独立してますが、展示の全体も一つの空間を構成しています。
右側壁面の作品の側面から双子の作品を見てみました。
作品が平面でありながら立体でもあることがお分かりいただけるかと思います。
展示作品全体の色相、彩度にもコントラストがあって、最も鮮やかなのが正面のパープルの作品です。
美しい色彩です。
作家の了解を得て、通常とは違うアングルで撮影してみました。
壁面全体を地(じ)と考えれば、個々の作品は図(ず)になるかと思います。
今度は作品の正面と側面の関係を見てみましょう。
入口横左の作品です。
側面から正面の縁に向かって薄いグリーンが回り込んでいます。
最後は立体といっても良い、左側壁面角の小品です。
作品に近づいて作品の構造を観察したり、その形と色の生み出す世界に触れてみたり、あるいは引いて全体を一つの作品としてみるのも自由です。
その過程で、作品と貴方だけの対話が見いだせたらと思います。
ご高覧よろしくお願いいたします。