藍 画 廊

吉野涼子
YOSHINO Ryoko



壁面別の展示風景をご覧下さい。



展示室A、入口から見て左壁面の展示です。



展示室A、右壁面の展示です。



展示室B、左壁面の展示です。



展示室B、右壁面の展示です。

以上の38点で吉野涼子展は構成されています。
(展示室Aの入口に2点、展示室Bのコーナーにも1点の展示があります。)
作品はすべてキャンバスに油彩です。
作品の詳細をご覧下さい。
(作品番号を記しますので、作品リストのリンクからタイトル、制作年、マテリアル、サイズ、価格をご覧下さい。)

 


展示室A、左壁面左の作品です。
左から作品番号1-2-3-4-5です。



展示室A、左壁面右と窓側壁面の作品です。
左から作品番号6-7です。



展示室A、右壁面の作品です。
左から作品番号8-9-10です。

 


展示室B、左壁面左の作品です。
左から作品番号11-12-13-14です。

 


展示室B、左壁面右と窓側壁面の作品です。
左から作品番号15,16,17,18,19です。


展示室B、右壁面左の作品です。
左上から下へ作品番号20-21-22-23-24-25-26-27-28-29-30です。


展示室B、右壁面右の作品です。
左上から下へ作品番号31,32,33,34,35,36,37です。


展示室B、コーナーの作品です。
作品番号38です。


吉野さんの絵画のモチーフは動物や少女です。
今の時代のモチーフとしてはありふれています。
風景画で言えば富士山のようなもので、ともすれば陳腐に陥ります。
しかし、吉野さんのそれは唯一無二の絵画になっています。
例えばこのページの最上部のパンダの画像をご覧下さい。
パンダを真正面から描いて、左右対称になっています。
これは難しい。
凡庸の代表のような描き方だからです。
でも、キチンと絵になっている。
吉野さんの絵に込めた感情が過多でも過少でもなく、収まりの良い品格を保っている。
特徴的なのは、パンダの鼻の周りの白い部分です。
これが画面を引き締めています。
色は背景のオリーブと黒とグレーと白だけ。
パンダと背景のバランスも的確。
つまり上手い絵なのですが、超絶技巧のような饒舌さはありません。
程良く、必要な技術で自分の思いを表現しているのです。
他の絵も同様に、描けそうで、絶対に吉野さん以外は描けないものになっています。

「かわいい」は日本文化の伝統的な美意識です。
原型は江戸時代の浮世絵や小物に描かれた動物やキャラクターと言われています。
「かわいい」はパーフェクトの強者よりも、何となく不完全で守りたくなるような存在が「かわいい」とされる傾向があります。
それは「詫び寂び」や「儚さ」の美意識と通じる感覚かもしれません。
そんな日本の伝統の上に吉野さんの奥行きのある「かわいい」はあると思います。

ご高覧よろしくお願い致します。


作品リスト
作品リスト2

2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展

2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
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2021年藍画廊個展
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2024年藍画廊個展

会期

2025年1月13
日(月)ー1月25日(土)
日曜休廊
11:30ー19:00(最終日17:00まで)

会場案内