藍 画 廊


吉野涼子
YOSHINO Ryoko

吉野涼子展の展示風景です。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の27点が展示室の展示で、その他小展示室に2点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品はキャンバスに油彩(ドローイングの作品を除く)です。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「猫を抱く少女」でサイズF100(1300×1620)です。



左壁面、中央、右端の作品です。
左は「留守番」でF30(910×727mm)です。
右は「寂しさと温もり」でF30(910×727mm)です。



正面壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左は「静観」でF3(273×220mm)です。
中央は「寄り添う」でF3(273×220mm)です。
右は「忘れ物」でF3(273×220mm)です。



正面壁面、右端の作品です。
「幼馴染」でF100(1300×1620mm)です。



右壁面、左側の9点です。
左上から時計回りに、
「海の上」でF10(455×530mm)です。
「plant」でF3(220×273mm)です。
「オッドアイ」でF6(318×410mm)です。
「樹々」でF10(455×530mm)です。
「untitled」でF3(273×220mm)です。
「水面」でF10(530×455mm)です。
「黒猫」でF6(410×318mm)です。
「white rabbit」でF3(273×220mm)です。
「fly in the dark」でF10(455×530mm)です。



右壁面、左から2番目の上下、3番目の作品です。
左上は「untitled」でSM(227×158mm)です、
左下は優し過ぎる人」でSM(227×158mm)です、
右は「flower」でF6(410×318mm)です。



右壁面、左から4番目、右端の作品です。
左は「混沌とした日常」でF6(410×318mm)です。
右は「teddy bear」でF8(455×380mm)です。



入口横壁面、左端、左から2番目、3番目、4番目の作品です。
タイトルはすべて「ドローイング」です。



入口横壁面、左から5番目、右端の作品です。
2点共「ドローイング」です。


小動物、鳥、クマ、幼い少女、花や樹木。
どれもが可愛い存在で、描画も落ち着いた色合いです。
しかし、吉野さんの絵画は仄暗い。
それは特質、個性でもあって、決してマイナスな点ではありません。

この仄暗さ、その底には孤独が見えます。
叫びたいような孤独ではなく、生まれたときから纏わりついているようなそれです。
だから寂しいのだけど、心地は悪くない。
現代的な孤独でもあるのですが、実ははるか昔からあるような気もします。

近代社会は地縁、血縁を分断する性質があるので、高度化すればするほど孤独は深まります。
このまま放って置くと危機的な事態が訪れるかもしれません。
それとは別に、人はもともと孤独な存在だったのかもしれません。
それを補いながら、何とか生きてきたのが人の歴史ではないでしょうか。

吉野さんの絵画には、現代的な孤独と生来のそれが入り混じっていて、表層的な絵になっていません。
孤独とどう付き合うか。
単純なネットの繋がりではなく、孤独を受け入れながら縁を模索する。
そういった願いが、可愛い絵の奥底にあるように思えます。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展

2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展

会期

2019年1月21日(月)ー26日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内