吉野涼子展
YOSHINO Ryoko
吉野涼子展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
展示室の展示は以上の20点で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品を1点づつご紹介致します。
左壁面、左端の作品です。
タイトル「気品」(キャンバス、油彩)でサイズ162(H)×130.3(W)cmです。
左壁面、中央の作品です。
「one’s hometown 2013」(キャンバス、油彩)で53×45.5です。
左壁面、右端の作品です。
「きのうの夜の思い出」(キャンバス、油彩)で45.5×53です。
正面壁面の作品です。
「日曜日のパーティー」(キャンバス、油彩)で162×130.3です。
右壁面の左端の14点です。
左から、「ドローイング」で13.5×11.7、「ドローイング」で21×15.5、「不安定な時間」(キャンバス、油彩)で33.3×24.2、「ドローイング」で11×19.5、「untitled 」(キャンバス、油彩)で33.3×24.2、「ドローイング」で16.5×8、「ドローイング」で22×14.5、「最初の友達」(キャンバス、油彩)で51.5×36.4、「ドローイング」で18.5×14、「化身」(キャンバス、油彩)で33.3×24.2、「untitled」(キャンバス、油彩)で36.4×51.5、「ドローイング」で18×25.5、「ドローイング」で14.5×15、「ドローイング」で21×15です。
右壁面、右端の作品です。
「記憶の中にある風景」(キャンバス、油彩)で100.0×80.3です。
入口横壁面の作品です。
「満たされない思い」(キャンバス、油彩)で91×72.7です。
〈作家コメント〉
“汚いけど美しいもの” “面白いけど悲しいもの” “弱いけど逞しいもの”
“淋しいけど温かいもの” そういう存在や場所に魅力を感じます。
ひとつひとつのフォルムと色を重ねながら、そういう存在や場所を構築していくことが私の作品です。
わたしたちは歳を取っていく過程で、多くのことを学習します。
その反面、知らず知らずのうちに少なからずのものを失っていきます。
この社会で大人になるとは、その様なことを意味します。
吉野さんの作品は「役に立たないもの」がテーマになっています。
わたしは独断でそう思っています。
役には立たないけれど、大切なもの。
そんなものが、吉野さんの作品の主役です。
展示作品で最も気になったのは左壁面の「気品」です。
女性のバストアップのポートレイトです。
この作品の何とも言えない、女性の表情と色調に惹かれます。
「気品」というタイトルは言い得て妙です。
又、右壁面には9点のドローイングが展示されています。
小展示室に置かれたファイルにもドローイングが多数収められています。
それらを見ていると、吉野さんの作品の原点がドローイングにあることが分かります。
いろいろな紙片にいろいろなペンや鉛筆で描かれたドローイング。
その雑多な様子は、こぼれ落ちた(大切な)現実をさりげなく表現しています。
ご高覧よろしくお願い致します。
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
会期
2014年1月20日(月)ー1月25日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)