藍 画 廊

三輪美奈子展 -歌女ある-
MIWA Minako



三輪美奈子展 -歌女ある-
の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の14点が展示室の展示で、その他小展示室に4点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。
壁面の平面作品です。



左壁面です。
タイトル「歌女ある, 22-う」(綿、布、絹糸)でサイズF80号です。



正面壁面です。
「歌女ある, 22-あ」(綿、布、絹糸)でサイズF100号です。



右壁面です。
「歌女ある, 22-い」(綿、布、絹糸)でサイズF80号です。


入口横壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「歌女ある, 22-お」(綿、布、絹糸)でサイズF6号、
右は「歌女ある, 22-し」(綿、布、絹糸)でサイズSMです。



入口横壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「歌女ある, 22-さ」(綿、布、絹糸)でサイズSM、
右は「歌女ある, 22-え」(綿、布、絹糸)でサイズF10号です。

展示室の平面作品は以上の7点です。
床置きの立体作品です。
展示室の立体作品は同じく7点で、全長3mと2mのアルミニウムの棒で構成されています。








<作家コメント>
未だ見たことのない美しいモノに出会う為制作している。
Ø7mm~10mm、H3mのアルミ棒を熱して、叩いて生まれる形に導かれていく。
何処までなのか、行きつく先を私は知らない。

サブタイトルにある「歌女(かじょ)」とは蚯蚓(みみず)のことです。
蚯蚓は鳴きませんが、秋の夜、土の中から蚯蚓の声が聞こてきそうな気配から「蚯蚓鳴く(歌女鳴く)」は俳句の季語にもなっています。
アルミニウムの棒をハンマーで叩いて自立させ、あたかも蚯蚓が鳴いているようなインスタレーションも今回で4回目です。
前回はアルミの棒が短くなりましたが、今回は以前の長いサイズになっています。
一番の変化は、ご覧通り平面作品が加わったことです。
と言っても、その平面は布に絹糸を垂らした(付着させた)イレギュラーな仕様です。

一見すると毛髪にも見える布、綿に絹糸のドローイング。
最初は違和感がありました。
何かおどろおどろしい感じがしたのです。
ところがしばらくすると目が慣れてきたのか、床置きのアルミ棒とシンクロしてきました。
そうすると、空間が重層的になって、アルミ棒単独とは異なる雰囲気に包まれています。

今までのアルミ棒だけのインスタレーションはモダニズムと土着がうまい具合に溶け合っていました。
軽合金のアルミニウムのモダンな質感と地から湧き出てきたような蚯蚓の造形。
それが絹糸のドローイングが加わることによって時空に一層の重さが出たように思えるのです。
今までとは違う新しい風景、景観がそこに在るのです。

この風景、景観を説明するのは難しい。
だけど最初に感じた違和感はなくなって、とてもシックリきます。
目だけではなく、身体が反応するような空間になっています。
それは一つの世界で、しかもそれが世界であることの説得力に満ちています。
歌が聞こえ、舞い見え、生があって死がある。
そんな世界の中に、わたしが居るように思えるのです。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

藍画廊2002年個展
藍画廊2003年個展
藍画廊2006年個展
藍画廊2009年個展
藍画廊2011年個展
藍画廊2012年個展

藍画廊2014年個展
藍画廊2016年個展
藍画廊2018年個展
藍画廊2020年個展


会期

202
244日(月)ー4月16日(土)
4/10(日)休廊
11:30ー19:00(最終日18:00)

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