藍 画 廊


折笠晴美展
-光の戯れ-NO.9
ORIKASA Harumi

折笠晴美展の展示風景です。



各壁面の展示です。



画廊入り口から見て、左の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の16点で折笠晴美展は構成されています。
作品の詳細をご覧下さい。



左側壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左のタイトルは-光の戯れ-「ろうそくと花びら」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で、サイズは140×180mm(F0)、
中央は-光の戯れ-「赤レンガの窓」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で220×273mm(F3)、
右は-光の戯れ-「レストラン」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で220×273mm(F3)です。



左壁面、左から4番目の作品です。
-光の戯れ-「風が吹いている」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で1120×1455mm(F80)です。



左壁面、右端の作品です。
-光の戯れ-「植込みと光」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で1120×1455mm(F80)です。



正面壁面、左端の作品です。
-光の戯れ-「車窓から 2」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で1120×1455mm(F80)です。



正面壁面、右端の作品です。
-光の戯れ-「車窓から 1」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で727×910mm(F30)です。



右側壁面、左端の作品です。
-光の戯れ-「高速道路」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で727×910mm(F30)です。



右側壁面、左から2番目の作品です。
-光の戯れ-「車窓から 3」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で803×100mm(F40)です。



右壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は-光の戯れ-「小さな窓 1」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で100×145mm、
右は-光の戯れ-「小さな窓 2」(キャンバスに水可溶性油絵具、テンペラ、油彩)で100×145mmです。



入口横壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は-光の戯れ-「大きな木」(画用紙に水彩)で170×240mm、
右は-光の戯れ-「赤レンガ」(ホワイトアイビス水彩紙に水彩)で240×330mmです。



入口横壁面、左から3番目、4番目の作品です。
左は-光の戯れ-「車窓」(ホワイトアイビス水彩紙に水彩)で240×330mm、
右は-光の戯れ-「みなとみらい」(ホワイトアイビス水彩紙に水彩)で240×330mmです。



入口横壁面、右端の作品です。
-光の戯れ-「車窓」(ホワイトアイビス水彩紙に水彩)で240×330mmです。

〈作家コメント〉

旅先の車窓から見える夜景を絵にしてみた。
光はそれぞれにリズムがあって面白い。
動く光を写真に撮ったり、写真には写らなかった残像をお借りして描く。
そしてそこから見えてきた風景をなぞって作品を作っている。


今回の「光の戯れ」は車窓からの光景がメインになっています。
カメラのシャッタスピードを遅らせると、窓の外の光は色とりどりの長いラインになります。
それはSF映画の惑星の風景のようでもあり、抽象絵画のようでもあります。
ファンタスティックでありながら、甘さ控えめの、いつもの折笠さんの世界が展開されています。

わたしが育った家は駅の近くで、線路がすぐ前でした。
ただし石垣の上に線路があったので、汽車の音はしても姿は見えませんでした。
少し歩くとガードがあって、そこからは夜汽車がよく見えました。
子供だったわたしに鉄道の旅は稀でしたから、夜汽車の灯りはロマンを感じさせました。

あの暖かな色合いの窓にはどんな人が乗っているのだろうか。
そして、どこへ行くのだろうか。
汽車のヘッドライトや窓の光は、昼とはまったく違う想像を掻き立てました。
人の移動自体が少なかった時代、夜汽車の灯りは別世界にも思えました。

折笠さんの絵画は、それとは逆の車窓の景色。
しかし想像力を喚起することでは同じです。
あの光や灯りの下にはどんな人が住んでいるのか、もしくは何の仕事をしているのだろうか。
クルマには誰が乗っていて、どこへ行くのだろうか。
流れる光を見ながら、人は想像の翼を広げます。

流れる時間(光)が導入された今回の展示。
肝要なのは、折笠さんの光景を見る力の多様性です。
そして、光に人間の生活を想像させる力です。
それがあるから、色彩豊かな光がどこか人や人の生活の温もりを感じさせるのです。

ご高覧よろしくお願いします。

プライスリスト

2008年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展

2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展

会期

2019年4月8日(月)ー13日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内