藍 画 廊

康世
カプセル 脱皮 お話ししましょう
YASUYO


康世展の展示風景です。



展示室Aの展示です。



展示室Bの展示です。

以上の三点の立体よるインスタレーションで康世展は構成されています。
作品タイトルは「カプセル 脱皮 お話ししましょう」(ダクト、自分の着た服)でサイズは可変です。
作品の詳細をご覧下さい。



展示室A、手前の作品です。



展示室A、奥の作品です。



展示室Bの作品です。

以下は作品のクローズアップです。





<作家コメント>

お話ししましょう
 ずっと見つめている
 カプセルから呼吸する不思議
 お話ししましょう

康世さんのneo藍画廊での初個展です。
A室に2点、B室に1点の展示で、全体としてインスタレーションになっています。
随分とスッキリしてますね。
以前の藍画廊ギッシリ展示に比べると、実にスマートです。
しかしこれは康世さんがミニマリストに変身したわけでもなく、断捨離でもありません。

使用している古着は自分古着で、以前康世さんが着ていたものです。
アルミダクトも康世さんの古くからのお馴染み素材です。
そしてこれらは以前の展示に使用した古着やダクトの再利用です。
つまり、リミックス(ReMix)です。
膨大な古着やダクトを整理して、コンパクトにミキシング(混ぜ合わせた)した作品です。
と言っても以上はわたしの想像で、康世さんに直接訊いたわけではありません。
それでも構わないと思って論(?)をすすめます。

既成の作品パーツを使って新たな作品を作る。
これをレコードでやったのがヒップホップです。
音楽の歴史の組み替えです。
康世さんの場合は、個人の歴史の組み替えですね。
愛着のある古着と対話しながら、そこに命を吹き込む。
そして今の自分を更新(アップデート)する、と言うよりは自分自身をより良く知る。
それがカプセルシリーズの本意だと思います。
じゃ、アルミダクトは何なのかと考察すれば、コミュニケーションツールです。
世界と自己とを結ぶツールです。
そうやって止むに止まれぬ欲求があって作品を作る。
これは、美術の根底にあるマグマなようなものだと、わたしは思います。

ご高覧よろしくお願い致します。

作品リスト

2002年藍画廊個展
2003年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展
2021年藍画廊個展
2022年藍画廊個展
2023年藍画廊個展

会期

2024年7月8
日(月)ー7月20日(土)
日曜休廊
11:30ー19:00(最終日は早く終了します。15:00迄)

会場案内