藍 画 廊

日比野絵美展
落ち着く場所
HIBINO Emi



日比野絵美展
の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の5点が展示室の展示で、その他小展示室に15点、事務室壁面に3点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「circle」(カーボランダム)で、サイズはΦ120cmです。



左壁面、右端の作品です。
「noise」(ドライポイント)で、146×148cmです。


正面壁面の作品です。
「殻」で(カーボランダム)でサイズ可変128×145cmです。



右壁面の作品です。
「殻」(ドライポイント、カーボランダム)でサイズ可変です。



入口横壁面の作品です。
「モノクロ」(カーボランダム/ed.10 )で、28×30cmです。



小展示室正面の作品8点です。



小展示室右側の作品6点です。

 

<作家コメント>
何かが見えるような気がして、何かを見つけたくて、版に向かっているうちに
形を追う行為は私の落ち着く場所になっていました。


日比野さんの作品は銅版画です。
銅版画は銅の版に凹凸(通常は凹ですが)をつけてインクをのせ、プレス機で刷るものです。
個人が自宅で制作する場合、ネックとなるのはプレス機の大きさです。
大きいものは重量も半端でないので、それなりの広さ、造作が必要になります。
日比野さんは自宅に小さなプレス機を置いて、それで刷っています。
当然作品サイズが限定されてきます。
そのサイズを組み合わせて、1点の大きな作品にするのが日比野さんのスタイルです。

サイズに限定があり、色はモノクロームに限定、描画形式は抽象に限定と、制限の中で自らも制限を課しながらそれを逆手にとって自由な表現を試みるのが、これも日比野さんのスタイル。
結果、伸び伸びとしたスケールの大きな版画になっているのは流石です。
今回は丸、線、ストライブのカタチを描き(彫り、盛り)、それを円形、矩形(正方形、長方形)で纏めています。
何かミニマリズムのようですが、それとは違う表現主義的な感情の表れの方が目にとまります。
もうちょっと踏み込んで言えば、日常生活の作家です。
日常生活に立脚して考え、制作して、それを非日常の画廊空間で、日常の不可思議さ、楽しさ、哀しさなどなどを版画で発信しています。

一点一点の美しさも然る事ながら、画廊の空間を美しく変貌させているのも、本展の魅力です。
それもまた、画廊の空間の制限を逆手にとって、自分の空間にしてしまう日比野さんのスタイルです!

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2018年iGallery DC二人展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展
2021年藍画廊個展


会期

202
2314日(月)ー26日(土)
日曜休廊
11:30ー19:00(最終日18:00)

会場案内