瀬古徹展
暮らしの壁かけ
SEKO Toru
瀬古徹展の展示風景です。
各壁面の展示です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の12点で瀬古徹展は構成されています。
作品の素材はすべて<Tempera on canvas on board>です。
左壁面、左端の作品です。
タイトル〈a board no.233〉で、サイズ83×61×17mmです。
左壁面中央、右端の作品です。
左は〈a board no.230〉で93×65×18mm、
右は〈a board no.235〉で83×65×27mmです。
正面壁面、左端の作品です。
〈a board no.229〉で79×75×18mmです。
正面壁面、左から2番目、3番目の作品です。
左は〈a board no.227〉で88×60×17mm、
右は〈a board no.232〉で90×60×15mmです。
正面壁面、左から4番目、右端の作品です。
左は〈a board no.231〉で110×35×20mm、
右は〈a board no.236〉で105×87×20mmです。
右壁面、左端の作品です。
〈a board no.239〉で94×81×24mmです。
右壁面、中央、右端の作品です。
左は〈a board no.237〉で85×71×27mm、
右は〈a board no.234〉で84×60×16mmです。
入口横壁面の作品です。
〈a board no.228〉で91×65×18です。
〈作家コメント〉
日々の暮らしの中で、その時間を削り小さな作品をつくっている。
プロフェッショナルの作家とは違うスタンスでつくっている。
そのようにして出来た作品は、誰かの暮らしの中でその壁に飾って欲しいと願っている。
いつものように、瀬古さんの作品は寡黙で、ひっそりと佇んでいます。
それは主役ではない、通行人の役のような俳優が、表舞台に立ったような印象です。
背景としてただ通り過ぎるだけの、観客の目には決して止まらぬ人たち。
しかしよく見てみれば、時代や舞台となった土地を表し、その生活ぶりは主役よりも顕著かもしれません。
つまりは、彼や彼女はドラマより、その背景や生活を表しているのです。
そんな<背景や生活>を巧みにドレスアップして、適材適所(目立たぬような場所)に配置して、主役に据えたのが本展です。
色の美しさには、地味ながら喩えようもない深さがあり、カタチの微妙なフォルムも目に馴染みます。
何よりも、時間がつけたであろうキズが素敵です。
人が生きる過程で他人(ひと)とすれ違って、受けざるを得ないキズ。
それが彼と彼女の生きた証となっています。
作品の一つ一つは、もともとは何かの役目があったはずです。
例えば、何かの印であったり、何かを塞ぐものであったり。
でも今では、そこにあるものです。
ただ、そこにあるもの。
しかし、そこには時間が刻まれ、生活が刻印されています。
つまり、視覚化できない何ものかが、そこに現れています。
モノは無造作に置かれるとモノです。
尊ばれ、鎮座すれば、モノではなくなります。
瀬古さんの作品は、モノです。
だからギャラリーに無造作に置かれています。
だけど、それは瀬古さんが作ったモノです。
もっと言えば、瀬古さんが描いた絵画です。
そのあたりの関係が絶妙に曖昧で、尚且つ刺激的で面白く、ああやっぱり瀬古さんだと思わせます!ご高覧よろしくお願い致します。
2003年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年iGallery DC個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年藍画廊個展会期
2020年11月9日(月)ー14日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内