藍 画 廊


長坂真帆
NAGASAKA Maho


長坂真帆展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。
以上の10点が展示室の展示で、その他小展示室に5点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品はすべてキャンバスにアクリル絵具です。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
サイズ97.0×145.5cm (P80)です。



左壁面、右端の作品です。
97.0×145.5cm (P80)です。



正面壁面の作品です。
130.3×162.0cm (F100)です。



右壁面、左端の作品です。
91.0×116.7cm (F50)です。



右壁面、中央と右端の作品です。
共に91.0×116.7cm (F50)です。



入口横壁面、左端と右端の作品です。
共に45.5×53.5cm (F10)の2枚組です。

〈作家コメント〉

行く雲や流れる水、そんなイメージを持ちながらアクリル絵具を用いて抽象的に描いています。
行雲流水の如く制作していけたらと思っています。

長坂さんの作品に描かれているのは風景です。
ただし特定の風景ではありません。
長坂さんの記憶に蓄積された風景を再構成されたものです。
それは必ずしも現実の風景というわけではなく、写真や絵、テレビや映画の画像、あるいは文章から想像されたものも含まれていると思います。

行雲流水とは、空行く雲や流れる水のように,一事に執着せず,自然にまかせて行動することです。
つまり、頭を空っぽにして、色を重ねながら、そこに現れた図形から徐々に風景を模索することです。
予め決められたものではなく、制作過程の流れから絵を制作する方法です。

風景は海景のようであり、雲海のようでもあります。
解釈は見る人の自由であり、自由に風景を想像することができます。
様式は西洋絵画に則っていますが、内実は日本的な絵の世界に近いと言えます。
絵具を塗り込むのではなく、染み込ませるようにして描くからです。
着物の染色のような肌合いがある絵画です。

描かれた風景は観察するものではなく、見る人と風景に隔たりがありません。
風景と見る人との間に親和性があるのです。
それはおそらく、描法と空間のとり方によるものです。
写実でありながら、どこか模様(パターン)のような描き方、空間構成。
そこにあるのは、古(いにしえ)からの自然と人との関わり方ではないかと思います。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2003年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2015年藍画廊個展

会期

2017年11月6日(月)ー11日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内