長坂真帆展の展示風景です。
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上の左の画像、 画廊入口から見て正面と右側の壁面。 上の右、 入口横右の壁面。 下は、 左側の壁面。 |
画廊内は以上の七点の平面作品の展示です。
作品はすべてパネルに綿布、アクリル絵具です。
その他、道路側ウィンドウに一点、芳名帳スペースに二点の展示があります。
それでは作品を壁面ごとにご案内いたします。
左側壁面の二点です。
サイズは共に、728×1030cm。
連作になっています。
抽象的な図柄ですが、なんとなく海の景色に見えます。
長坂さんに尋ねたところ、やはり海景でした。
曇天の海の景色です。
正面の三点です。
これも連作です。
サイズは三点共、1030×728cm。
どのような描画になっているのか、画面に近づいてみましょう。
綿布にアクリル絵具で描かれた画面です。
筆で描くというよりは、水で薄めたアクリル絵具を綿布に染み込ませたような描法です。
染み込ませた色が、上から下に帯状に重なりながら美しい層になっています。
作品の元になっている風景は前述したように海ですが、特に海にこだわって観る必要はないそうです。
鑑賞者の想像力に任されています。
ただしこの画面を見ていると、やはり水に関係ある景色の方がより面白く鑑賞できる気がします。
絵具で描いた(塗った)景色というよりは、水で描いた(染めた)景色に見えるからです。
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左は右側壁面の作品です。
サイズは、495×645cm。
右は入口横右壁面の作品です。
サイズは、567×755cm。
モノクロームの曇天と海の沈静した青。
染み込んだ色彩と水が作り出す繊細なグラデーション。
天と水と地が繋がりあった絵画。
ご高覧よろしくお願いいたします。