藍 画 廊

山内賢二展
ロウレゾ
YAMAUCHI Kenji


山内賢二展
の展示風景です。



各壁面の展示です。


画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の13点が展示室の展示で、その他小展示室に2点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
左はタイトル「Surround 」(アクリル・綿布・パネル)で、サイズ1620×1303mmです。



左壁面、中央、右端の作品です。
左は「後夜 」(アクリル・綿布・パネル)で464×330mm、
右は「gloves 」(アクリル・綿布・パネル)で530×455mmです。



正面壁面の作品です。
「サンデー・ピープル 」(アクリル・綿布・パネル)で1940×1940mmです。



右壁面、左端、中央の作品です。
左は「叢 」(アクリル・綿布・パネル)で727×530mm、
右は「Table 」(アクリル・綿布・パネル)727×530mmです。



右壁面、右端の作品です。
「着地」(アクリル・綿布・パネル)で1167×1167mmです。



入口横壁面、左側の作品3点です。
左から「スイム」(インクジェットプリント・アクリル・綿布・パネル)で227×158mm、
「シャンプー&リンス」で(インクジェットプリント・アクリル・綿布・パネル)で227×158mm、
「無題 」で(インクジェットプリント・アクリル・綿布・パネル)で227×158mmです。




入口横壁面、右側の作品3点です。
左から「穴 」(インクジェットプリント・アクリル・綿布・パネル)で227×158mm、
「GREEN 」で(インクジェットプリント・アクリル・綿布・パネル)で227×158mm、
「無題 」で(インクジェットプリント・アクリル・綿布・パネル)で227×158mmです。

〈作家コメント〉
よりクリアな音、より鮮明な画質、より多くの情報。とどまるところを知らない欲望。
けれども、多くの人は見たいものだけにしか焦点を合わせようとしない。何故だろう?
そんな事をずっと考えながら僕は絵を描いている。

山内さんの絵画のモチーフになっているのは写真の画像です。
インターネットにアップされた膨大な画像、日常で眼にする風景やモノを自身がデジタルカメラで撮影した画像。
それらの画像の解像度を落とし、コントラストを強調したものを絵画に落とし込んでいます。
画像は水玉やストライプのパターンと組み合わされ、より平面性が強まっています。

言うまでない事ですが、わたしたちの多くは眼で世界を見ています。
しかし眼前の現実世界よりもモニターに映った画像に眼を奪われがちです。
なぜならば、空間的にも時間的にもそれらの画像の方が広大だからです。
眼に見える範囲は狭く、情報量が少ないように思えるからです。

見ること、とは何でしょうか。
それが山内さんの最大の関心事であり、制作のベースです。
見ることは情報を得ることではなく、考えることです。
考えるヒントとして、見ることはあるのです。
自分の都合の良い情報を探して、考えることを放棄すれば、そこに分断が生まれます。
ネット上を探せば都合の良い情報がどこかにあるでしょう。
検索を止めて、見てみよう。
そうすれば、溝は埋まるかもしれません。
画廊で、山内さんはそんなことを語ってくれました。

絵画も見ることから出発します。
見ることで考えます。
考えて、手を動かします。
他方、わたしたちも絵画を見て考えます。
考えることがどこかで共有できれば、絵画は自立します。
そこを目指して、山内さんの手は動きを止めません。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2019年藍画廊個展

 

会期

2020年12月7
日(月)ー12日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内