藍 画 廊

市川治之展
「錆びる人ーIV」
ICHIKAWA Halyuki


市川治之展の展示風景です。



壁面別の展示をご覧下さい。



展示室A、左側の壁面です。



展示室A、右側の壁面です。



展示室B、左側の壁面です。



展示室B、右側の壁面です。

以上の24点で市川治之展は構成されています。
(ページ最上の作品は展示室Bのコーナー上です。)
作品はすべて鉄、木、アクリル絵の具を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。

 


展示室A、左壁面の作品です。
左からタイトル「origin」でサイズ300×100×56mm、「何故」で300×100×56mm、「何故」で300×100×56mm、「落下」で300×100×56mm、「象」で307×103×107mm、「時間域」で234×70×59cm、「時間域2」で226×100×65mmです。


展示室A、右壁面の作品です。
左から「彼処」で222×51×58mm、「彼方」で192×80×47mm、「跳」で180×80×44mm、「象2」で200×100×108mm、「WS」で125×126×120mmです。



展示室B、左壁面の作品です。
左から「狭」で134×120×50mm、「BG」で135×58×46mm、「BLG」で124×51×38mm、「淡」で86×44×33mm、「其所」で135×58×44mmです。

 


展示室B、右壁面の作品です。
左から「日輪or枷」で120×120×66mm、「イブ」で92×92×92mm、「イブ-2」で114×117×100mm、「錆びる人-IV-FTT」(綿布に油彩)で120×90×115mm、「錆びる人-IV-CFS」で120×90×112mm、「錆びる人-IV-THN」で118×90×115mm、「未だ」で150×67×61mmです。

<作家コメント>

「錆びる人-Ⅳ-時間域」
モノに纏い付いた時間経過の証しである錆
全てのモノは時とともに変容してゆく
サビは時間域の象徴

市川治之さんの「錆びる人」シリーズも4回目になります。
いつも多様な視点と工夫を凝らした展示で楽しませてくれます。
今回の特色は多くの作品が箱=ボックスになっていることです。
台座や棚の上の錆びる人は周りの空間を巻き込むスタイルでした。
本展では逆に、箱の中に空間を閉じ込める仕組みになっています。

箱の中の主役はもちろん錆びる人です。
そして市川作品ではお馴染みの階段も登場しています。
その小さな小さな空間には市川さんが特別に拵えた世界が出現しています。
それは著名なジョセフ・コーネルの箱とは違って、シンプルで軽やかです。
でも、どこか深い(ディープ)。
それは作家の人生の経験と知恵が投影されているからだと思います。

それにしても楽しい作品です。
立体であり、絵画であり、インスタレーションであり、装身具でもあります。
箱の中は「のぞきからくり」のようなショートストーリーを想像させ、見ていて飽きません。
また、作品のイメージが湧くと同時に制作したようなフレッシュな感覚も良いですね。
この箱を日常の一室のどこかに置いたら、そこが非日常の入口になるような気がします。
ギャラリーに整然と並ぶ箱の展示もさすがですが、生活空間の中の箱=非日常も素敵ではないでしょうか。

ご高覧よろしくお願い致します。

作品リスト1
作品リスト2

2001年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2007年市川治之+橋本伸也展
2009年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年iGallery DC個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2018年iGallery DC個展
2021年藍画廊個展
2022年藍画廊個展

 
 

会期

2024年5月20
日(月)ー5月25日(土)
11:30ー19:00(最終日17:00)

会場案内