iGallery DC

市川治之展
ICHIKAWA Halyuki

市川治之展の展示風景です。



各壁面の展示です。



画廊入り口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面、左です。



右側の壁面、右です。

以上の18点(カウンター上の作品を含む)で市川治之展は構成されています。
作品の詳細を御覧ください。



左壁面、左端、右端の作品です。
左はタイトル「登ル人 18-2」(木・アクリル・ラッカー・鉄)です。
右は「 ブルーの服の男」(木・アクリル・ラッカー)です。



正面壁面、左端の作品です。
「 登ル人 タワー」です。



正面壁面、右端、エアコン下の作品です。
左は「 登ル人 砂の家-1」(木・アクリル・ラッカー)です。
右は「 登ル人 砂の家-2」(木・アクリル・ラッカー)です。



右壁面、左上、右上の作品です。
左は「 登ル人 K-1」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。
右は「 登ル人 N-1」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。



右壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左は「 登ル人 house B-1」(木・アクリル・ラッカー)です。
中央は「 登ル人 house CB-1」(木・アクリル・ラッカー)です。
右は「 登ル人 house B-2」(木・アクリル・ラッカー)です。



右壁面、左から4番目、5番目、6番目の作品です。
左は「 登ル人 N-2」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。
中央「 登ル人 N-3」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。
右は「 登ル人 N-4」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。



右壁面、左から7番目、8番目、9番目、右端の作品です。
左は「 登ル人 N-6」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。
次は「 登ル人 N-5」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。
次は「 登ル人 N-7」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。
右は「 登ル人 N-8」(木・アクリル・ラッカー・針金)です。



カウンター上の作品です。
「 登ル人 砂の家-3」(木・アクリル・ラッカー)です。

〈作家コメント〉
人間のDNAに書き込まれた上昇志向は否応なく階段を登らせる。
階段の上に何が待っているか分からなくても今よりは良くなるだろうと
ひたすら信じて登る。 まるで蟻のように列をなしている。

人はなぜ階段を登るかと問えば、そこに階段があるから、ではなくて階段の上には素敵なものがあると思うからです。
わたしは幼少のころ、イナカの自宅から見えた山の向こう側には文明が、都会の華やかな暮らしがると(漠然と)思っていました。
時を経て、大人になってみると山の向こうには山があり、その山の向こうにも延々と山があり、その向こうにはこちらとあまり違わない埼玉の町があることを知りました。
ロマンを失ったのは残念でしたが、現実を知ることにも興味が湧きました。

市川さんの階段の作品。
その最もシンプルな階段と家の作品には寓意が込められています。
苦労して登った階段の先にあったもの、それは砂の家でした。
手で触れれば、ボロボロと崩れてしまう砂でできた家。
そんな家のために、ひたすら階段を登る。

上昇志向とは、生活を良くしたい、地位をアップグレードしたいという欲望のことです。
それが如何にツマラいないものであり、無駄なことであるかは古くから伝えられてきたことです。
歌舞音曲や説話、絵巻などで散々取り上げられてきたテーマです。
しかし人間は懲りずに上を目指し、階段を登る。
しかも近年は消費を喚起させる経済の仕組みに駆動させられて、欲望は肥大する一方です。
セレブなどいう俗悪な呼称も蔓延しています。

そんなDNAが組み込まれた人間とはいかなる種かと考えれば、滅びる生き物に違いありません。
正常に進化して、種が滅びる。
業(ごう)というやつかもしれませんが、それをテーマにして生涯を送った深沢七郎や車谷長吉は彗眼でした。
市川さんも、物語という形式に織り込んで、人間の愚かさを描写しています。
そこに優しさがあるのは、(多分)市川さんがそんな人間に愛情を感じているからだと思います。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2001年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2007年市川治之+橋本伸也展
2009年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年iGallery DC個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展

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なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
(*お手数ですが@を一つ取ってから送信してください。)


市川治之展
会期:2018年10月28日(日)〜11月18日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00


会場アクセスと展覧会スケジュール