齊藤翔展
-Neutral shapes-
SAITO Sho
齊藤翔展の展示風景です。
作品の詳細をご覧下さい。
入口から見て、左側壁面、左端の作品です。
タイトル「かたち 1」(ミクストメディア)でサイズ156 x 156 x 32mmです。
左壁面、右側の6点(床に1点の立体)で、各々上がドローイング、下が立体です。
左上は「ドローイング かたち 2」(紙に鉛筆、コンテ)で276 x 375mm、
下は「かたち 2」(ミクストメディア)で150 x 95 x 56mmです。
中央上は「ドローイング かたち 3」(紙に鉛筆、コンテ)で375 x 276mm、
下は「かたち 3 」(ミクストメディア)で108 x 176 x 176mmです。
右上は「ドローイング かたち 4」(紙に鉛筆、コンテ)で276 x 375mm 、
下は「かたち 4 」(ミクストメディア)で173 x 280 x 280mmです。
正面壁面、左端、右端の作品です。
左は「Neutral shape 1」(ミクストメディア)で532 x 438 x 20mm、
右は「Neutral shape 2」(ミクストメディア)で532 x 438 x 20mmです。
正面壁面、エアコン下の作品です。
「Neutral shape 3」(ミクストメディア)で150 x 150 x 150mmです。
右側壁面の作品です。
「Re: Act 1-30」(ミクストメディア)で300 x 38 x 40mm(各)です。
作品の部分です。
右壁面右に設置された参考作品です。
この額(枠)は「Re: Act 1-30」の作品を納めるために制作されたものです。<作家コメント>
平面と立体、2つの領域を行き交うように作品を制作しています。
使用する色も白と黒。2つの組み合わせが作品の色になります。
近年のこの一連の試みを、私は「Neutral shapes 中間的なかたち」としました。
かたち的な面、色的な面、思考的な面など様々な観点からどっちつかずのような、間をふわふわと浮いているような自由な感覚で作品を制作しています。グレーゾーンという言葉があります。
あまり良い意味の言葉ではないのですが、白と黒の間の灰色の範囲を表しています。
その範囲は無限と言っても良いほどで、ある灰色はその広大なゾーンの小さな点に過ぎません。
しかし逆に考えれば、特定されないポジションにある、とても自由な色とも言えます。
齊藤さんの作品はすべてグレーです。
白を黒を交互に塗って、塗るたびにニードルで彫り、また塗る。
それを気の遠くなるような回数で繰り返して、できた灰色です。
だからグレーゾーンですが、このゾーンは前述のように自由です。
齊藤さんの作品は形式で括ることはできません、
形式と形式の間で浮遊しているような印象です。
形式はもともと形式としてあったわけではなく、ある時に一括りされたものです。
ですから絵画と彫刻、平面と立体の間には広大なグレーゾーンがあって然るべきなのです。
言葉を変えれば、多様(グレー)であるのが本来で、白黒つけるのは形式で縛ることに他なりません。
齊藤さんの作品でもうひとつ重要なことは、身体性の重視です。
職人仕事のように、根気よく同じことを繰り返す。
実はそこに微小な差異が存在していて、その集積が逆に個性として浮かんできます。
近代的な個性ではなく、いわば前近代的な個性。
それも作品に深い意味を付与していて、テーマも多重になっています。
(付け加えれば、テーマを際立たせる緻密な作品制作、構成も見所の一つです。)ご高覧よろしくお願いします。
2016年サイトウショウiGallery DC個展
2017年iGallery DC二人展
2018年藍画廊個展
2019年藍画廊個展作品を購入御希望の方は、恐れ入りますが、下記までメールにてご連絡をお願い致します。
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(作品が配送の場合、勝手ながら送料はお客様のご負担とさせていただきます。)
なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
(*お手数ですが@を一つ取ってから送信してください。)
齊藤翔展 -Neutral shapes-
会期:2020年3月12日(木)〜3月29日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00
会場アクセスと展覧会スケジュール