齊藤翔展
「Square」
SAITO Sho
齊藤翔展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
以上の28点で齊藤翔展は構成されています。
作品を1点ずつご覧下さい。
作品はすべてミクストメディアです。
左壁面、左端上下の作品です。
左右ともタイトル「Outside」でサイズ296×296×15mmです。
左壁面、右端の作品です。
「Outside」で1165×1165×55mmです。
正面壁面の3点です。
すべて「Outside」で528×528×25mmです。
正面壁面エアコン下の2点です。
すべて「Outside」で528×528×25mmです。
右側壁面、左から1列目と2列目作品です。
すべて「Outside」で296×296×15mmです。
右壁面、左から3列目と4列目の作品です。
すべて「Outside」で296×296×15mmです。
右壁面、左から5列目と6列目です。
すべて「Outside」で296×296×15mmです。
右壁面、左から7列目と8列目です。
すべて「Outside」で296×296×15mmです。
右壁面、左から9列目と10列目です。
右壁面、左から7列目と8列目です。
すべて「Outside」で296×296×15mmです。−本展について−
新シリーズ「Outside」を発表します。
下地から層を重ねては削り、彫り、潰し、剥がし。また盛っては削り、刻みを繰り返し、重ねていきます。
その際、当然素材の乾燥時間などもあるのですが、作品たちと自分とで良い距離間を保ちつつ呼吸のペースを合わせるように制作しました。
特に具体的な何かを表現しようとしているわけではなく、作品と対峙した時に純粋に自分が反応した「感覚」を大事にして手を動かした結果です。
長い時間をかけて重ねた一層一層に、その時々の思いなど何かしらの要素が染み込んでいき、蓄積され大きな力となって表面(Outside)に現れることを期待しています。
−展覧会タイトル「Square」について−
出展作品全てが正方形(Square)です。
過去の自分の作品もすべて正方形にこだわってきました。無機質、調和がとれていることや平等などありますが、一番の理由は、比率による上下左右に制限が生まれない「自由さ」に魅力を感じるからです。
特に今回の新シリーズ「Outside」では、正方形だからこそできる展示というものも提示したいと思っています。展示する人によって作品の上下左右が決まる、また、並べて展示する際に組み合わせを自由に変えられる。このようなある種の「自由な展示」というものを考えております。
2016年2月 齊藤翔齊藤さんの作品は複雑です。
いえ、難しいという意味ではなくて、構造が重層的に出来ているということです。
まず、これが絵画なのか彫刻なのか判然としません。
壁に掛かっている平面状のものである点では絵画風ですが、内実は彫ったり削ったりと彫刻的。
マテリアルもセメント、モルタル、砂などを使用していて物質的です。
かといって、その昔に流行った物質としての絵画とは違います。
絵画と彫刻の、その中間で浮遊しているような自由な感覚です。
展示も偶発的で、たまたま齊藤さんが手に取った作品の形状(天地左右)で壁にかけます。
途中で天地左右を変えることも自由。
こうあらねばいけない、というルールがありません。
そうなると現状の展示は、考えられる展示方法の数から見れば、ごくごく偶なことになります。
展示の模様替え(?)をすれば、ほぼ無限の展示が可能となります。
特にテーマやモチーフを持たないことも特徴です。
眼と手の動きで形を作っていく。
その間に適度な時間的、空間的な距離を入れて、思考を繰り返す。
コンセプチュアルであり造形的でもある作品です。
齊藤さんの作品を眺めていると、ドナルド・ジャッドの繰り返す作法を連想します。
工業的(インダストリアル)な矩形の繰り返し。
そこに両者の親近感を覚え、新しい時代のミニマルと名付けたい誘惑に駆られます。
多分に作品の根拠は近いところにあると、わたしは踏んでいますが。
ご高覧よろしくお願いします。
作品の価格は2017年1月まで有効です。
作品を購入御希望の方は、恐れ入りますが、下記までメールにてご連絡をお願い致します。
折り返し送金方法、納品時期等をお知らせ致します。
(作品が配送の場合、勝手ながら送料はお客様のご負担とさせていただきます。)
なお、作品納入後一ヶ月以内の返品は受付させていただきます
fuku-mac@@kc4.so-net.ne.jp
(*お手数ですが@を一つ取ってから送信してください。)
iGallery DC 齊藤翔展
会期:2016年2月21日(日)〜3月20日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜19:00
会場アクセスと展覧会スケジュール