藍 画 廊

日比野絵美展
呼吸する
HIBINO Emi


日比野絵美展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の13点が展示室の展示で、その他小展示室に3点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「no title 1 」(モノタイプ)でサイズ1190×1950mmです。



左壁面、右端の作品です。
「dot 」(銅版画)で885×740mmです。



正面壁面の作品です。
「no title 2 」(銅版画)で1780×1280mmです。



右側壁面、左端、右端の作品です。
左は「stripe 1 」(銅版画)で1150×1120mm、
右は「stripe 1 」(銅版画)1180×1180mmです。



入口横壁面、左側の作品です。
左から、「no title」(銅版画 ed.5))で110×200mm、
「no title 」(銅版画 ed.5)で300×215mm、
「no title 」(モノタイプ)で130×130mm、
「no title 』(銅版画 ed.5)で310×255mmです。



入口横壁面、右側の作品です。
左から、「no title 」(銅版画 ed.5)で110×130mm、
「no title 」 (モノタイプ)で160×160mm、
「no title 」 (モノタイプ)でサイズ可変、
「no title 」 (モノタイプ)で140×140mmです。

<作家コメント>
私が今やることは
できるだけ自由に線を描く。
今の世の中で感じたのはそんなことでした。

その昔、専門学校で版画を2年ほど勉強しました。
まず最初に思ったのは、版画の不自由さです。
色数が限られている、絵画のような自由な筆致が使えない。
学校自体は楽しく、授業が進むにつれて版画の面白さも解ってきましたが、不自由さは最後までつきまといました。
(言ってしまえば、わたしが版画に向いていなかっただけのことですが。)
しかし日比野さんの展示を見れば、画廊空間は版画の自由で広々とした世界で満ちています。

モノトーンで、ミニマル。
しかしストイックな様相のカケラもなく、自由闊達な有り様。
それでいて画面も空間も適度な緊張感があって、とても居心地がよろしい。
嫌味のない清潔感も感じる、スケールの大きな版画の展示です。

日比野さんは毎年藍画廊で個展を開催しています。
その都度小さな変化があって飽きることがありません。
今回は銅版に油性の絵具を用いて描画し、それを転写するモノタイプの出品です。
原始的ともいえる版画のスタイルですが、その素朴な表現はドローイングにも通じる軽やかさがあります。

かと思えば、端正な日本画や抽象画を思わせる黒を主体とした銅版画も。

制約を制約ではなく、その枠組みの中で無限の自由に変えてしまう。
版画の魅力を損なうことなく、既成の概念には囚われない。
そんな柔軟な試行(思考)が日比野さんの作品の魅力です。
今回もまた、存分に楽しんでいただけたらと思います。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2018年iGallery DC二人展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展

 

 

会期

2021年3月29
日(月)ー4月3日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内