宮道知子展
MIYAJI Tomoko
宮道知子展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の10点が展示室の展示で、その他小展示室に2点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品のタイトルはすべて「untitled」で、展示室の作品のマテリアルはキャンバスに油彩です。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端の作品です。
サイズ1455×1120mm (F80)です。
左壁面、中央の作品です。
サイズ727×606mm (F20)です。
左壁面、右端の作品です。
サイズ227×227mm (S3)です。
正面壁面の作品です。
2枚組で、サイズ1455×2240mm (F80)です。
右壁面、左端の作品です。
サイズ1000×1000mm (S40)です。
右壁面、中央の作品です。
サイズ273×220mm(F3)です。
右壁面、右端の作品です。
3枚組でサイズ333×24mm2(S4)です。
入口横壁面、左端と中央の作品です。
サイズは共に455×455mm(S8) です。
入口横壁面、右端の作品です。
サイズ227×158mm(SM)です。〈作家コメント〉
私の作品は、景色やモノの「記憶・気配・印象」や「眩しさ」を表現しています。
絵を描くという行為には、旅や散歩で感じるような新しい発見があるのです。
1枚の絵は、記憶の断片のワンシーン。
作品を見て最初に感じるのは、確かな描写力と構成力です。
抽象に近い具象で、想像で描いた景色と思われますが、デッサンの力が確かです。
そして画面の構成も申し分ありません。
ベースの部分が、安心して見られる絵画です。
多くの作品は逆光で樹木や草木などを描いています。
強烈な光で、思わず手をかざしたくなります。
生命力を感じさせる絵画ですが、単純な生を描いているようには思えません。
溢れる光線には、どこか死の影があります。
人が生を意識するのは、死を身近に感じた時です。
死の影が寄り添ってきた時、自身が生きていることを実感するのです。
宮道さんが何時、どの様な時に死を感じたのか分かりませんが、画面からは生と同時に死が表出されています。
それは入口横壁面の惑星の地表、もしくは砂漠を描いたような作品にも顕著です。
その景色には死が濃厚に漂っています。
人は生まれる時、多分、強烈な光を見ると思います。
それは人工の光かもしれませんし、窓から見える陽の光かもしれません。
いずれにしても、生は光と共にこの世に表れます。
映画『2001年宇宙の旅』のラストシーンは、そんな新たな人類の誕生を光で表現していました。
肝要なのは、そのシーンの直前が老いたヒトの死のシーンだったことです。
これは死と生が循環していることを示唆していたと思います。
絵画という形式のなかで、気負いなく描かれた光と影(生と死)。
その風景は奥深く、生きることの意味を考えさせられます。ご高覧よろしくお願い致します。
2008年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2015年藍画廊個展会期
2017年1月9日(月)ー21日(土)
日曜休廊
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内