葛生裕子展
KUZUU Yuko
葛生裕子展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の14点が展示室の展示で、その他小展示室に4点、事務室壁面に1点の展示があります。
作品のタイトルはすべて「untitled」で、キャンバスに油絵具を使用しています。
作品を1点ずつご覧下さい。
左壁面、左端と左から2番目、3番目の作品です。
左はサイズ333(H)×242(W)mm (F4)です。
中央は333×242mm (F4)です。
右は333×242mm (F4)です。
左壁面、左から4番目の作品です。
サイズは410×318mm (F6)です。
左壁面、左から5番目と6番目、右端の作品です。
左は右は333×242mm (F4)です。
中央は右は333×242mm (F4)です。
右は右は333×242mm (F4)です。
正面壁面、左端の作品です。
803×803mm (S25)です。
正面壁面、右端の作品です。
803×803mm (S25)です。
右壁面、左端の作品です。
1000×803mm (F40)です。
右壁面、左から2番目の作品です。
1000×803mm (F40)です。
右壁面、右端の作品です。
1000×803mm (F40)です。
入口横壁面、左端と右端の作品です。
左は652×530mm (F15)です。
右は652×530mm (F15)です。〈作家コメント〉
「作為を持たない絵画」だといわれます。
コンセプトやデザイン力がない、
そのくせ、何か絵の具を意味もなくこねては、
誰かに見てもらいたい。
作品から感じてもらいたいのは、あつかましさかも。
それが小気味いいようなときがあります。葛生さんが学生のころから作品を見ています。
約25年ほど前です。
そのころの作品は、ほぼモノトーンで、力強さが印象的でした。
それからしばらくして結婚があって、子育てがあって、その為に制作の中断がありました。
葛生さんの絵画が大きく飛躍したのは、本年の日本橋のギャラリー砂翁の個展です。
一皮も二皮も剥けた絵画に目を見張りました。
それから五ヶ月、期待を裏切らない出来の展覧会です。
まずは作品のプロポーションがとても良い。
容姿がきれいで整っています。
縦長の作品、正方形の作品、共にバランスが絶妙です。
内容の良さが、キャンバスの矩形というカタチの端正さを浮き上がらせています。
色彩は、色を抑えながら解放している感じで、無駄な色がありません。
すべての色が有効に使われています。
深みのある色合いは、部分的に光を放っていて、息を飲むような美しさです。
沈んだ暗さが、目に心地よく映ります。
形は色面を中心とした、落ち着いたものです。
構成にはほど良いドラマがあって、飽きさせません。
良い意味での中庸が作品にあります。
昨今の具象絵画の大流行は、逆説的に優れた抽象絵画にスポットを当てます。
葛生さんの絵画、秀逸な抽象絵画です。
長い年月を経た、力量のある絵画です。
しかし、ここはまだ道半ばです。
老婆心ながら、ここから又出発して、さらに表現に磨きをかけて下さい。
期待しています。
ご高覧よろしくお願い致します。
2000年藍画廊個展
2001年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2012年藍画廊個展会期
2015年12月14日(月)ー22日(火)
日曜休廊
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内