藍 画 廊

オオワダノリコ展
OOWADA Noriko


オオワダノリコ展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の15点が展示室の展示で、その他小展示室に1点+post cardの展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。

 


左壁面、左側の3点です。
左から、タイトル「絵画 」(Oil on Canvas)でサイズは227×227mm、
「ぴりっとしたかんじ 」(Oil on Canvas)で227×227mm、
「このくらいが良い」(Oil on Canvas)で333×242mmです。

 


左壁面、右側の2点です。
左から、タイトル「よこ の線」(Oil on Paper)で158×227mm、
「たて と よこの線 」(Oil on Paper)で158×227mmです。

 


正面壁面、左端、右端の作品です。
左は「頭から突っ込んでゆく(自画像) 」(Oil on Paper)で158×227mm、
右は「Work 1 2022」(Oil on Canvas)で1000×803mmです。

 


右壁面、左側の2点です。
左は「あたたかい風が吹く」(Oil on Canvas)で227×227mm、
右は「強い気持ち」(Oil on Canvas)で227×227mmです。


右壁面、中央の3点です。
左から「頭のでかい人って話も立派なのかな? 」(Oil on Paper)で158×227mm、
「ほっとしている人」(Oil on Paper)で158×227mm、
「こんな線を引いてみた」(Oil on Paper)で158×227mmです。

 


右壁面右端、入口横壁面の作品です。
左は「美しい景色 」で(Oil on Canvas)で220×273mm、
右は「Work 2 2022」(Oil on Canvas)で803×803mmです。

 


〈作家コメント〉
気が向いたらキャンバスや紙の上に絵具を置き、さらに気が向いたらそれを引っ掻き削る。
そんな繰り返しの「行為」がこのところの結果となっている。気が向いたら、である。
それが具象であるとか抽象だとか、そんなつまらない区分は不要中の不要であり、私の作品は「その結果」でしかない。油絵具やクレヨンは慣れた素材であり気持ち良く、キャンバスも心地よい。紙における仕事は自由奔放に心が開放される。それで良いのだと思う。だって嫌なことはしたくないのだから。嫌な線も残したくない。嫌なことは何ひとつしない、その2022年オオワダノリコの作品が展示されます。


今回のオオワダノリコさんの展示、キャンバスも紙も引っ掻き、削る作品が目立ちます。
線の引っ掻き、スキージの面の引っ掻き、ナイフの削り。
それによって、何層にも塗り重ねられた絵具の一部が表面に露出します。
その思わぬ効果が見所です。

オオワダノリコさんはその昔、友人とロックバンドをやっていたそうです。
そこで思い出したのが、ヒップホップのスクラッチ。
レコード盤を指で擦って(引っ掻いて)音を出すテクニックです。
レコード盤には完成された音楽が収められていますが、それを楽器のように使って独特のノイズを出します。
オオワダノリコさんの絵画も、ベースになっているのは油絵具の抽象画面。
それに白を塗り重ねて引っ掻き、具象、抽象のジャンルをジャンプした絵画を作り出します。
引っ掻きは即興で、レコード盤のスクラッチも即興。
絵画をベースに絵画を描く=レコード音楽をベースに音楽を演奏する。
似てますね。

オオワダノリコさんの色彩豊かな絵画はとても正統的(オーソドックス)。
しかしスクラッチはグラフィティ(落書き)のように自由気儘で一発芸。
その組合せがユニークで、オオワダノリコ的絵画。
マジメだけどアソビも大好きなキャラであり、絵画です。
ヒップホップのスクラッチ以前にそのようなものがあったのか考えてみたら、ベンチャーズのエレキギターのテクニック、通称「テケテケテケ」に思い当たりました。
古い話で恐縮ですが、あれも音楽の流れを断ち切って、しかも体感を震わせるノイズ(音響)でした。
蛇足ですが。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

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2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展
2021年藍画廊個展

会期

2022年10月17
日(月)ー10月22日(土)
11:30ー19:00(最終日18:00)

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