藍 画 廊


酒井みのり
-身をつくる種-
SAKAI Minori


酒井みのり展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の8点が展示室の展示で、その他小展示室に2点、事務室壁面に1点の展示があります。



左側壁面、左端の作品です。
タイトル「とうもろこしがぷつぷつ」(リトグラフ)でサイズ600×900mmです。



左壁面、右端の作品です。
「透けそうな家」(ミクストメディア)で124×173mmです。



正面壁面の作品です。
「イチゴのつぶつぶ」(リトグラフ)で600×900mmです。



右壁面、左端の作品です。
「しかくいお刺身」(リトグラフ)で600×900mmです。



右壁面、右端の作品です。
「しかくいお刺身ピンク」(リトグラフ)で600×900mmです。



入口横壁面、左端、中央、右端の作品です。
左は「あたらしい家」(ミクストメディア)で124×166mmです。
中央は「大きなお刺身」(ミクストメディア)で124×173mmです。
右は「おさしみキラキラ」(ミクストメディア)で124×173mmです。

〈作家コメント〉

衣食住をテーマに制作しています。
私の平凡な体験が作品を通して、みんなの日常になりました。

酒井さんのテーマは日常(衣食住)です。
では日常とは何でしょうか。
日常とは毎日繰り返される生活のことで、その中でもベースになっている事柄です。
つまり、生活のベースのことです。

それは取りも直さず、生きていくことを意味します。
生きていくには、衣服を着て、食事をして、家に住む。
でもそれが変わり映えしないと、少しずつ生きている実感が失われます。
生きることが惰性になってしまうのです。
だから点検が必要で、それがすなわち酒井さんの仕事(美術)です。

代わり映えしない日常とは、言葉を換えれば、システムの内側で繰り返される生活のことです。
市場経済の消費を基調にした生活を送ることです。
だとしたら、システムの外側に出て(視点を変えて)生活を点検する。
食事とは何か、家とは何かを考察する。
それがこの展覧会です。

人の身体は細胞からできている。
その細胞は食物によって作られている。
酒井さんはその視点から、食物(とうもろこしやイチゴやお刺身)の細胞を探索します。
あたかもSF映画の古典『ミクロの決死圏』の食物バージョンです。
そうすれば、微細に描かれた食物は人体の細胞にも見えるのです。

家も形を様々に変えて、ドローイング、立体、レリーフとして探索されます。
メーカー製のステロタイプの家ではなく、本当に生活したい家を夢想するのです。
システムから生活を与えられるのではなく、自分で生活を考えたいのです。
そのような点検作業の結果、日常は退屈なルーティンから逃れて、自分のものになるのです。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト

2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展

2018年3月26日(月)ー31日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内