酒井みのり展
scene
SAKAI Minori
酒井みのり展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、タイトル「ウェッジソールのかかと」でサイズ60(H)×90(W)cm、「ひらいてる本」で60×90です。
正面の壁面です。
左から、「タートルネックのところ」で60×90、「ヒモのしおり」で60×90です。
右側の壁面です。
左から、「まいてるマフラー」で60×90、「シャツのえり」で60×90です。
入口横の壁面です。
「scene」で60×90です。
以上の7点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてリトグラフです。
左壁面の「ウェッジソールのかかと」です。
ウエッジソールとは靴底の土踏まずの部分がへこんでおらず、かかと部分が高く、つま先に向かって低くなる船底形のヒールのことです。
画面の赤い部分がウエッジソールのかかとで、黄色が足になります。
酒井さんの作品は一見すると抽象ですが、実際は具体的な事物のクローズアップです。
左壁面の「ひらいてる本」です。
作品はすべて版画のリトグラフです。
リトグラフは水と油の反発作用を利用した平版で、原理はオフセット印刷と同じです。
正面壁面の「タートルネックのところ」です。
タートルネックのセーターの上に上着を重ね着している様子を描いています。
正面壁面の「ヒモのしおり」です。
本とヒモのしおりが、面の描写と線の描写の重なりで表されています。
色面と色面の間の白抜きが印象的な作品です。
右壁面の「まいてるマフラー」です。
タイトル通り、マフラーがまかれている様子を描画したものですが、絵だけ見ていると完全に抽象画ですね、
どの作品も少ない色数が効果的に使われています。
右壁面の「シャツのえり」です。
鮮やかな赤のシャツに黄色いボタン。
かぶさるような青が美しい作品。
入口横壁面の「scene」です。
これは風景を描いたもので、展覧会のサブタイトルにもなっている作品です。
〈作家コメント〉
日常をテーマに制作しています。
作品のイメージは、身近な景色、身近なモノ、日常生活をおくるための行為から大切に感じることをメモするように制作しています。
ご高覧よろしくお願い致します。
会期
2013年2月4日(月)ー2月9日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)