小山茂勢展
KOYAMA Shigeori
小山茂勢展の展示風景です。
各壁面の展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上11点で小山茂勢展は構成されています。
作品はすべてカンヴァスにアクリル絵具です。
作品タイトルは左壁面左端以外はすべて無題です。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「つながる世界」でサイズ803×606mm(F25)です。
右は1620×1303mm(F100)です。
左壁面、左から3番目と右端の作品です。
共に1620×1303mm(F100)です。
正面壁面、左端と右端の作品です。
共に1620×1303mm(F100)です。
右側壁面、左端の作品です。
1620×1303mm(F100)です。
右壁面、中央と右端の作品です。
共に1620×1303mm(F100)です。
入口横壁面、左端と右端の作品です。
左は1167×910mm(F50)です。
右は1000×803mm(F40)です。〈作家コメント〉
部屋でぼんやりしてると壁や天井の向こうに意識が拡がり空から宇宙までいったら
いいなと妄想したり、
街を歩いている時に時間が止まって自分の大きさが変わったり
視界が360度ぐるぐる変化したら、どう世界は見えて共感していくことがあるのか
手探りで描いてます。
小山さんの藍画廊での個展も6回目になります。
振り返って見てみると毎回変化がありますが、そのエネルギーはまったく衰えていません。
常に全力投球で、力がこもっています。
さて今回、初期にあったドロドロネバネバはすっかり大人しくなりましたが健在です。
それにガンダム風の幾何学模様が加わり、近未来の都市風景のようにも見えます。
意識が身体から離脱して、(コメントにあるように)自在に宙を遊んでいるかのようです。
この絵画の構造、感触にふと既視感を覚えました。
岡本太郎です。
恐らく小山さんの頭には岡本太郎はなく、まったく独創、オリジナルと思います。
しかしこの偶然の一致は面白いと感じました。
岡本太郎といえば、「芸術は爆発だ」の名言を残した人です。
小山さんの絵画も、爆発してますね。
構想が似ているだけでなく、芸術観も同じです。
(まぁ本人に訊いていないので、わたしの勝手な想像ですが。)
岡本太郎はシュールリアリズムの影響下から出発した作家ですが、小山さんもシュールの画風です。
ただ小山さんの場合は無意識の探求というより、想像力の飛躍、妄想エンジンのフルスロットルと形容した方が相応しいのですが。
岡本太郎は縄文文化の評価し、その継承を掲げました。
縄文のエネルギーに日本文化のルーツ、独自性を見たのです。
小山さんの絵画にも日本固有のサブカルチャーの影響があります。
もしかしたら、それは根本のところで結びついているのかもしれません。
アニメ、マンガが縄文から発しているとしたら、岡本太郎の意志はところを変えて脈々と生きていることになります。
この飛躍した論考(?)、当たっているかどうか不明ですが、興味深いことは確かです。
ご高覧よろしくお願い致します。
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展会期
2017年9月4日(月)ー9日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
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