藍 画 廊



小山茂勢展
KOYAMA Shigeori


小山茂勢展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口横の左壁面です。
上から、タイトル「今夜はキノコ鍋」でサイズ80.3(H)×65.2(W)cm(F25)、「スイカ子」で72.7×60.6(F20)です。


左の壁面です。
左から、「納豆太郎とオカメちゃん」で116.7×91.0(F50)、「おしりの春の夢」で116.7×91.0(F50)、「ホルモン観音」で116.7×91.0(F50)、「森の子供」で116.7×91.0(F50)、「スイカアリさん」で116.7×91.0(F50)です。



正面の壁面です。
左から、「夏のチャリ子」で112.0×145.5(F80)、「スズメバチと錯乱坊ちゃん」で112.0×145.5(F80)、「妖精カリフラワー」で91.0×72.7(F30)です。



右側の壁面です。
左上段から、「カマキリイチゴ」で80.3×65.2(F25)、「スイカちゃん」で91.0×72.7(F30)、「ミミズ男」で80.3×65.2(F25)、「タコ子」で91.0×72.7(F30)、「でろでろ」で80.3×65.2(F25)、「モーモーアイスクリームマン」で91.0×72.7(F30)、「人間マン」で80.3×65.2(F25)、「機動戦士ベジタブル」で91.0×72.7(F30)、「アワちゃん」で80.3×65.2(F25)、「トマトおじさん」で91.0×72.7(F30)、「筋肉観音」で80.3×65.2(F25)、「虫姫」で91.0×72.7(F30)です。



入口横の壁面です。
左上段から、「レントゲンカンフー」で91.0×116.7(F50)、「イモ虫ベッド」で97.0×130.3(F60)、「レパード母子像」で100.0×80.3(F40)、「カレー男」で116.7×91.0(F50)です。

以上の26点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてキャンバスにアクリル絵具を使用しています。



入口横左壁面の「スイカ子」です。
不気味ですね。
スイカ人間に虫が集(たか)っています。
さぁこれから小山茂勢ワールドの始まりです。
覚悟してご覧下さい。



左壁面の「納豆太郎とオカメちゃん」です。
ネバネバした納豆太郎がネギを振り回しています。
オカメちゃんはオカメ納豆が由来だと思います。



左壁面の「おしりの春の夢」です。
おしりの穴から見えるのは、長閑な春の景色。
この違和感が何ともユニーク。



左壁面の「スイカアリさん」です。
今度もスイカですが、こちらはアリとの合体。
気持ち悪さが、見事です。



正面壁面の「夏のチャリ子」です。
アイスキャンディーを口にくわえてスマイルするチャリ子さん。
自転車のタイヤはウナギになっていて、その中には人間も。
真夏のシュールな風景です。



正面壁面の「スズメバチと錯乱坊ちゃん」です。
確かに坊ちゃんは錯乱してますね。
狂ったような場面を狂ったような画風で描いた秀作。



右壁面の「タコ子」です。
これは説明の要なし、タコ子さんです。



右壁面の「モーモーアイスクリームマン」です。
照りつける太陽に牛模様のアイスクリームマン。
何とも暑苦しい絵で、素敵です。



右壁面の「人間マン」です。
人間が集まって、人間になっている。
どことなくブラックで、イカしている作品。



右壁面の「アワちゃん」です。
何かホッとする作品です。



右壁面の「トマトおじさん」です。
手足の指もトマトになっていて、ニカっと笑った歯がチャーミング。



入口横壁面の「イモ虫ベッド」です。
何だか気持ち良いのか悪いのか分からないイモ虫のベッド。
でも中の子供はスヤスヤ寝ていますね。



入口横壁面の「カレー男」です。
納豆太郎に負けじと表れたカレー男。
インド人もビックリ(古いか)ですが、ご飯の描写が秀逸です。

〈作家コメント〉

日常の中から思い浮かんだ絵です。
今回の個展の絵もそういうものが多いと思います。
最近、ルービックキューブを買いました。でも1面も完成できてません。
6面完成の世界記録は5.6秒だそうです。


画廊の壁面にビッシリと展示された26点の絵画。
ただでさえ猛暑で残暑の夏に、対抗するような暑苦しくも熱い絵の数々。
堪能させていただきました。

この尋常ではないパワーとイメージ。
ほとほと感心してしまいます。
デオドラントでエレガントな世界とは正反対なのに、なぜか下品ではありません。
それは小山さんの描く絵画がリアルだからです。
真実を突いているからです。

作品のダイナミズムは、良い意味でマンガやアニメの影響を受けています。
しかしイラストレーションになっていないのは流石です。
説明ではなく、リアルな世界像の開示。
それこそが絵画の存在意義であり、美術の基盤です。

ご高覧よろしくお願い致します。

2012年藍画廊個展



会期

2013年9月2日(月)ー9月7日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内