小山茂勢展
KOYAMA Shigeori
小山茂勢展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の12点で小山茂勢展は構成されています。
作品はすべてカンヴァスにアクリル絵具です。
作品を1点ずつご覧下さい。
左側壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「グレイ」でサイズ803×652mmです。
右は「無題」で1120×1455mmです。
左壁面、左から3番目と右端の作品です。
左は「無題」で1120×1455mmです。
右は「無題」で1120×1455mmです。
正面壁面、左端の作品です。
「無題」で1303×1620mmです。
正面壁面、右端の作品です。
「無題」で1303×1620mmです。
右側壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「無題」で1120×1455mmです。
右は「無題」で1120×1455mmです。
右側壁面、右端の作品です。
「無題」で1120×1455mmです。
入口横壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「室内1」で910×727mmです。
右は「室内2」で910×727mmです。
入口横壁面、右端の作品です。
「無題」で1120×1455mmです。
前回はグレーや黒を基調にした、小山さんにしては幾分クールな絵画でした。
(それ以前はといえば、大胆な色彩と人物、獣などが交錯した、度肝を抜く様な具象でした。)
今回、色は多彩になったものの、全体は色味が薄く、以前の派手派手絵画とは程遠い感じです。
目立つのは背景で、ベタなトーンから風景のような描写になり、地と図が一体になったような印象です。
小山さんの絵画の素(もと)は妄想です。
具体的なモチーフなどなく、すべて頭の中で考え、それをカンヴァスにぶつけます。
以前はドロドロ、ネトネトで、物凄く気持ち悪く、妄想のフルスロットルでした。
それが前回からは画面が整理され、怪物のようなものにメカニックなモノが絡まる不思議な画風にチェンジしました。
気持ち悪さは大分薄らいだものの、妄想自体はビンビン健在です。
アニメや怪獣、ガンダムなどが脳内でミキシングされ、それが妄想の燃料となって奔りだしています。
さて、人間はなぜ妄想するのでしょうか。
それは喪失と深い関係があるような気がします。
愛していた必要な何かを失い、それを補填しようとして妄想する。
そして現実と妄想の間(はざま)で人は生き、妄想をエネルギーとして現実を突き抜けようとする。
だから人間にとっては妄想は欠くことが出来ないものかもしれません。
普通の人にとっては妄想は現実を生き抜く為のサプリメントです。
しかし表現者にとっては制作の基盤となるものです。
ただしその形態や表出の仕方は複雑で、表現も多岐に渡ります。
小山さんの場合は、ストレート。
一直線のマッドマックス路線ですが、近年は随分とエレガント(?)にはなっています。
これが何時まで続くのか、又々変化するのか、期待と波乱に胸が躍る絵画です!
ご高覧よろしくお願いします。2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展会期
2016年9月26日(月)ー10月1日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内