藍 画 廊

洲崎正隆展
SUZAKI Masatak
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展示風景をご覧下さい。



展示室Aの展示です。


展示室A、左壁面の展示です。



展示室A、右壁面の展示です。



展示室B、左壁面の展示です。



展示室B、右壁面の展示です。

以上の10点で洲崎正隆展は構成されています。
(上の画像以外にも展示室Bのコーナーに1点の展示があります。)
作品の詳細をご覧下さい。

 

 


展示室A、左壁面の作品です。
左からタイトル「作品01」(木製パネルにアクリル絵具)でサイズ17×23cm、「作品02」(木製パネルにアクリル絵具)で38×46cm、「作品03」(アクリルパネルにアクリル絵具)で27×35cmです。



展示室A、右壁面の作品です。
左から「作品04」(アクリルパネルにアクリル絵具)で56×67cm、「作品05」(ガラスにアクリル絵具)で10×20cmです。


展示室B、左壁面の作品です。
左から「作品06」(木製パネルにアクリル絵具)で32×41cm、「作品07」(木製パネルにアクリル絵具)で36×35cmです。

 


展示室B、右壁面とコーナーの作品です。
左から「作品08」(FRPにアクリル絵具)で22×12×5cm、「作品09 」(アクリルパネルにアクリル絵具)で47×51cm、「作品10」(エポキシ樹脂にアクリル絵具パラフィン)で20×18×4cmです。


<作家コメント>

この場所の雰囲気を自分なりに意識したなかでそこに佇み何かの気持ちをのせることも無視することもできる存在。
平面的な作品空間をまた思い出すように制作した。


洲崎さんの作品の制作過程を簡単に説明します。
まず木製パネル、アクリルパネルにメディウム(下地材)を塗り、それにサンドペーパーをかけ、アクリル絵具、パステル、水彩色鉛筆で着色します。
その工程を何十回も繰り返して作品を仕上げていきます。
そうすると、光/色を封じ込めたような不思議な平面/立体が生まれます。

藍画廊は小さな二つの展示室で成り立っています。
その展示室にはクラシカルな窓があって、そこから自然光が入ります。
ご存じの通り、光はプリズムを通すと屈折、分散、反射します。
光は波長によって屈折する角度が異なるため、白色光は色が分離してスペクトル(虹のような光の帯)となります。
壁に展示された洲崎さん作品は、あたかもプリズムで分離された色が現れているように見えます。
刻々と変わる自然光に応じて、作品の色合いも微妙に変わっていきます。

絵画は平面ですが、支持体(キャンバスやパネル)によって厚みを持ち、絵具の量によっては表面も盛り上がります。
以前は支持体は黒子のような存在と見なして、人の眼は表面の描画に集中しました。
しかしその一体となった物質性に着目する作品が出現して以来、その新たな視点が多くの画家を捉えました。
洲崎さんの作品も絵画(平面)と立体を併せ持つような構造になっています。
そして特質すべきは、作家の存在を消したかのような作品の佇まいです。
かつては支持体が黒子でしたが、洲崎さんの作品では作家が黒子になっています。
ただ光が、色が在るように、作品を設(しつら)えています。
気の遠くなるような長い制作時間をかけて、そのような作品に調整されています。

ご高覧よろしくお願い致します。


作品リスト

2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年iGallery DC個展
2020年藍画廊個展
2022年藍画廊個展
2023年藍画廊個展

会期

2025年9月22
日(月)ー9月27日(土)
11:30ー19:00(最終日17:00まで)

会場案内