藍 画 廊



高馬浩展
KOMA Hiroshi


高馬浩展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、タイトル「きらきら 1」でサイズ972(H)×1455(W)mm(P80)、「きらきら 2」で655×910(P30)、「フロスト」で655×910(P30)です。



正面の壁面です。
「沈殿」で1167×1167(S50)です。



右側の壁面です。
左から、「布の向こう側」で972×1455(P80)、「みずうみ」で655×910(P30)、「みずたまり」で655×910(P30)、「木洩れ日」(大理石)で63×110×70です。



入口横の壁面です。
「光の留まるところ」で972×1455(P80)です。

以上の9点が展示室の展示で、その他小展示室に2点、事務室壁面に2点の展示があります。
絵画作品はすべてキャンバスに油彩です。



左壁面の「きらきら 1」です。



左壁面の「きらきら 2」です。



左壁面の「フロスト」です。



正面壁面の「沈殿」です。



右壁面の「布の向こう側」です。



右壁面の「みずうみ」です。



右壁面の「みずたまり」です。



右壁面の「木洩れ日」です。



入口横壁面の「光の留まるところ」です。


〈作家コメント〉

見えるものは、たちまち記号となって、意味の海へ呑み込まれてしまう。
その向こうにある不可視の世界に目を懲らす時、現れてくる確かな幻想を、「現実」と呼びたいと思っている。


幾分低い位置に展示された絵画の数々と1点の彫刻。
作品と作品の間隔は微妙に調整されていて、作品をじっくりと鑑賞できます。
梅雨明けの猛暑を忘れさせるかのようなクールな展示です。

近年の高馬さんの作品は作画のきっかけとなるモチーフがありましたが、今回はありません。
画布に絵具をのせてから絵を作り込んでいったそうです。
タイトルは後から付けられています。

高馬さんの絵画(と彫刻)を見ていると、状態という言葉が浮かんできます。
何かを写し取ったり、描いたりするのではなく、そこに状態を作り出す。
変化する物事の、その時その時の様子を作り出しているように見えるからです。

高馬さんの作品を最初に見た時、「原器」という言葉を高馬さんから聞きました。
「原器」とは「気」が最も安定した穏やかさと緊張感が両立した状態。
又、全てが運動していながら調和のとれている状態を指します。
そのような状態が高馬さんの絵画と彫刻の基本になっていて、今も続いていると思います。

絵画や彫刻の死滅が叫ばれたのは1980年代でした。
あれから随分と時が経ちましたが、絵画や彫刻は健在です。
しかし、内容は変わっています。
その好例が高馬さんの一連の「状態」の仕事だと思います。

ご高覧よろしくお願い致します。

2000年藍画廊個展
2001年藍画廊個展
2002年藍画廊個展
2003年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2008年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年iGallery DC個展
2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
「美」と「術」2003


会期

2013年7月8日(月)ー7月20日(土)

日曜・祝日休廊

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



会場案内