BACK→CONTENTS


藍 画 廊

石橋和典展の展示風景です。
画廊入口から見て、正面と右側の壁面です。

作品サイズは左が、91(H)×72.5(W)cm。
右は、120(H)×150(W)cmです。

右側と入口横右の壁面です。
右の作品のサイズは、91(H)×72.5(W)cm。

左の壁面です。
左の作品サイズは、150(H)×120(W)cm。
右は、45.5(H)×38(W)cm。

以上の作品は、綿布とアクリル絵具を中心にして各種の素材を用いて制作されています。
（この他、道路側ウィンドウの二点、芳名帳壁面に一点、小品が展示されています。）

ご紹介した作品はすべてペインティング作品ですが、ドローイングの作品も二点展示されています。
入口横左の小さな壁面です。

トレーシングペーパーに色鉛筆でドローイングした二点です。 それをアクリル板でサンドイッチしています。 アクリル板は黄色と透明の二枚です。 サイズは上下共、32(H)×27(W)cm。 分かり難い画像かと思いますが、描かれているのは三個の林檎です。 この三個の林檎のドローイングがペインティング作品の基になっています。

画廊内のテーブルには石橋さんの作品ファイルやドローイングノートが置かれています。
そのドローイングノートに一枚の画像（写真をカラーコピーしたものだと思います）が入っています。
それをご覧いただきます。

A4サイズの紙にカラーコピーされた三個の林檎の画像です。 （紙の背景は金属製の画廊のテーブルです。） どうやらこの画像がドローイングの基、つまり展示作品のモチーフのようです。 又、ファイルにはテキストもあって制作の動機や絵画に対する思考も記されています。 興味深いテキストなので全文を紹介したいのですが、いわば作品と対になっていますので、これは画廊でお読みいただきたく思います。

本展のサブタイトルは、
「見続ける・・・・」イメージ　〜絵画空間〜。

「見る」、「見続ける」という行為と絵画の成り立ちをテーマにしています。
テキストやドローイングノートを参照しながら作品を観ていると、探偵になったような気分になります。
観る者に推理（思考）を促す作品です。

もちろん、それらを参照しなくても一向に構いません。
作品は作品として強固に自立しています。
むしろ白紙の状態で、まずは作品と向かい合う方が良いかもしれません。
三個の林檎がモチーフらしい、その程度の予備知識で画廊に足を運んでいただければと思います。

最後に右側壁面の作品のクローズアップをご覧いただきます。

絵画ですね。
実に絵画です。
絵画とは、絵画空間とは何か、といった問いの答えがここにあります。
あるいは、「見る」という行為への深い洞察があります。

ご高覧よろしくお願いいたします。

石橋和典展関連ページ
前回個展
前々回個展
「美」と「術」2001年展

会期

2003年5月26日（月）-31日（土）


11：30am-7：00pm（最終日6：00pm）

会場案内



BACK→CONTENTS