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藍画廊


石橋和典展


石橋和典展は各サイズの平面(アクリル/綿布)八点で構成されています。
石橋くんの作品は、前回の展覧会(西瓜糖)から大きな変化を見せました。
それまでの一見すると抽象画の作風から、色面にぼんやりとモノの形を描いたような作品になりました。
不思議な平面(絵画)です。
平面(絵画)でありながら、平面(絵画)の枠を超えようとしている意志が感じられます。
その意志が、観る者に戸惑いと新鮮な経験をもたらします。
以前の所謂抽象画風の作品も、描いた絵を色で消していく(塗り込めていく)というプロセスが制作の重要なモチーフでした。
抽象画の衣を纏っていながら、それは抽象画とは全く違うものでした。
石橋くんは、平面の可能性を静かに探求してきた人です。
しかし、彼の作品は決して頭でっかちではありません。
表現の核と方法論が過不足なく絡み合っています。

これは不思議な平面(絵画)です。
絵画が絵画であろうとする意志とそこから逸脱しようとする意志が無理なく同居している。
会期も少なくなってからの御案内で申し訳なく思いますが、
御高覧いただければ幸いです。








会期

2000年5月29日(月)-6月3日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)

会場案内



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