みわはるき展
<幻惑の森>
MIWA Haruki
みわはるき展の展示風景です。
各壁面の展示です。
画廊入り口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
そ
入口横の壁面です。
以上の10点が展示室の展示で、その他事務室壁面に1点の展示があります。
作品はすべてキャンバスにアクリル絵具を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端の作品です。
タイトル「幻惑の森 A-2」でサイズ1455×1120mm(F80)です。
左壁面、右端の作品です。
「幻惑の森 A-4」で1455×1120mm(F80)です。
正面壁面、左端の作品です。
「幻惑の森 A-1」で1455×1120mm(F80)です。
正面壁面、中央、右端の作品です。
左は「幻惑の森 A-7」で273×220mm(F3)、
右は「幻惑の森 A-8」で273×220mm(F3)です。
右壁面、左端の作品です。
「幻惑の森 A-11」で1620×1303mm(F100)です。
右壁面、中央の作品です。
「幻惑の森 A-5」で180×140mm(F0)です。
右壁面、右端の作品です。
「幻惑の森 A-12」で1620×1303mm(F100)です。
入口横壁面、左端の作品です。
「幻惑の森 A-10」で273×220mm(F3)です。
入口横壁面、右端の作品です。
「幻惑の森 A-3」で1455×1120mm(F80)です。〈作家コメント〉
物事は単純なほどいい。なぜなら分かりやすいから、というのはどうも怪しい。単純さは何も語っていないようで、その背後に膨大な重要なことが隠されているのだ、というのはもっと怪しい。重要なことなら隠さず白日の下にさらすべきだろう。実は何もない、あるいは真実を隠している。そのどちらかだ。などと頭の中で呟きながら画面に線を引くものだから、線は崩れて落下した。みわさんの絵画は筆で線を描くところからスタートします。
その線から滴る絵具の雫を基調として画面構成をし、彩色していきます。
シンプルな方法で、描かれた図形もシンプルですが、含む内容は多様です、
三次元の事物を二次元で描き、あたかもそこに奥行きがあるかのように見せるのが遠近法です。
西洋絵画では線遠近法(透視図法)が基本になっています。
しかし線遠近法は単眼の固定された視覚を基にしているため、常に視点が移動している人間の複眼に映るものとは異なります。
より人間の目に近い視点から描くのが、東洋の日本の画法です。
みわさんの採用している遠近法も後者で、擬似的な奥行きを排し、二次元に徹した平面性の強い絵画になっています。
まず線(輪郭)からスタートすること、平面に拘ること。
みわさんが従前から採用してきた方法ですが、今回はそのオリジナルティに磨きがかかっています。
即興的に引かれた線から導き出された構図の見事さ。
配色の妙。
具象とも抽象とも異なる、絵画の平面性、絵画の独自性を強く意識させる表現です。
展覧会のサブタイトルは「幻惑の森」ですが、これは制作後に付けられたものと想像します。
塊としての森にも見えますが、キノコ(キノコ雲)や海月(くらげ)にも見える形態です。
注目したいのは、中央部に大きく占める空白部分です。
この空白は何か。
想像すれば、いろいろなことが思い浮かびます。
すべてを飲み込む巨大な穴、社会の中心にある大きな空白、人間の心の茫洋な有様。
恐らく正解はどこにもなくて、ロールシャッハ・テストのように、見る人を映す鏡のようなものかもしれません。
そのシンプルな外形から多様な解釈を生み出すみわさんの絵画、これからも深度を増していきそうです。
ご高覧よろしくお願い致します。
みわはるきパフォーマンスEXTRA PAGE(6/24)
パフォーマンス
6月24日 17:00〜
7月6日 15:30〜
2001年藍画廊個展
2002年藍画廊個展
2003年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2008年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2010年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
「美」と「術」2001年展会期
2019年6月24日(月)ー7月6日(土)
日曜休廊
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内