菊池まり子展
KIKUCHI Mariko
菊池まり子展の展示風景です。
各壁面の展示です。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の11点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩です。
(小展示室のドローイングを除く。)
作品の詳細をご覧下さい。
左壁面、左端、中央の作品です。
左はタイトル「南南西に鳶の者」で、サイズ333×242mmです。
右は「クレイジードクターからの逃走」で1620×1303mmです。
左壁面、右端の作品です。
「北北西に犬の啼く」で1620×1303mmです。
正面の作品です。
「とむらい行軍」で1620×1303mmです。
右壁面、左端、右端の作品です。
左は「錆を食む異形」で1620×1303mmです。
右は「膝大工の姉」で1455×1120mmです。
入口横壁面、左端、左から2番目の作品です。
左は「蛇足行軍」で227×158mmです。
右は「私は知らない」で273×220mmです。
入口横壁面、左から3番目、4番目、右端の作品です。
左は「ロキソニン・レッド」で273×220mmです。
中央は「座布団を蹴散らかす」で273×220mmです。
右は「Iron river」で227×158mmです。〈作家コメント〉
厚い雲が視界を覆い、言いようのない不安を覚えたので、
頭上の曇天を粉砕するべく赤紫の錆を叩きつけた。
反復する祈祷の果てに新たな曇天が生まれる。
南南西の異形が喰らうというその赤紫の錆を私は祀ることにした。少しずつ変化を重ね、深みを増していく画面。
タイトルは、それに抗うように自由自在に空を飛び交う。
有りそうでない、菊池さんの世界です。
菊池さんの絵にはモチーフがありません。
何を見て描くのでもなく、何かの思想や信条に基づいて筆を進めているわけでもありません。
むしろ動機(モチーフ)を探して、キャンバスに向かっていると想像します。
つまり、自分は何を見たいのか、何を表現したいのか。
それを求めて、ひたすら形と色彩を模索しているです。
わたしたちはいつも見ています。
風景も人々もテレビもスマートフォンのモニターも。
しかし何も見ていないような気もします。
肝心なものを見ていない。
そんな不安に、時々襲われます。
それは恐らく、<生>の不安と同意です。
生きることの意味=動機の欠如です。
モチーフを失った絵画が、モチーフを描く。
それが、今の絵画の在り方ではないでしょうか。ご高覧よろしくお願い致します。
2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展会期
2018年12月3日(月)ー8日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内