藍 画 廊

久保晶展
KUBO Aki



壁面別の展示風景をご覧下さい。



展示室A、入口から見て左壁面の展示です。



展示室A、右壁面の展示です。



展示室B、左壁面の展示です。



展示室B、右壁面の展示です。

以上の21点で久保晶展は構成されています。
(上の画像以外にも展示室Aに4点、展示室Bのコーナーに2点の展示があります。)
作品の詳細をご覧下さい。

 


展示室A、左壁面左の作品です。
左からタイトル「絵皿“雪の日”」(オーブン陶土、アクリル)でサイズ140×155mm、「絵皿 “夜風”」(オーブン陶土、アクリル)で150mm、「夜の白い鳥」(パネル、胡粉地、水彩)で297×420mmです。



展示室A、左壁面右の作品です。
左から「夜空を飛ぶ」パネル、手漉き和紙、水彩)で364×257mm 、「湖のほとり」(パネル、胡粉地、水彩)で410×318mm 、「洗曜日和」(パネル、胡粉地、水彩)で380×460mmです。



展示室A、右壁面左の作品です。
左から「絵皿「日なたの木」」(オーブン陶土、アクリル)で120mm、「晴れた冬」(パネル、胡粉地、水彩)で140×180mm、「雪に月」(パネル、胡粉地、水彩)で530×730mmです。

 


展示室A、右壁面右の作品です。
左から「霜枯れの雪」(パネル、手漉き和紙、水彩)で364×257mm、「茂った家族」(オーブン陶土、アクリル)で145×140mm、「太陽みたいなお花」(オーブン陶土、アクリル)で125mmです。

 


展示室B、左壁面左の作品です。
左から「春一番の風」(オーブン陶土、アクリル)で125mm、「奏でる」(パネル、手漉き和紙、水彩)で297×210mm、「風の強い日」(パネル、胡粉地、水彩)で420×530mm、「うさぎと猫」(オーブン陶土、アクリル)で132×125mmです。

 


展示室B、右壁面の展示です。
左から「鉢植え」(パネル、手漉き和紙、水彩)で297×210mm 、「夕焼け時の家」(パネル、胡粉地、水彩)で520×730mm、「チェロ弾き」(パネル、手漉き和紙、水彩)で297×210mm、「澄んだ日」(パネル、胡粉地、水彩)で140×180mm、「絵皿「暁月夜」」(オーブン陶土、アクリル)で125mmです。

<作家コメント>
自然のさまざまな造形、たとえば、星空、雲、雨風、鳥、木々。
それらをモチーフに自分の表現としてデフォルメし、絵画制作しています。

美術、文芸、音楽などの創作は一般に表現と呼ばれます。
表現で意外に難しいのは等身大のそれです。
背伸びしたり、矮小になったりで、身の丈に合った表現がなかなかできません。
更に言えば、自分の身の丈さえもよく分かっていません。
人に言われ、ハタと気が付くくらいです。

久保晶さんの絵画と陶(絵皿など)の作品は、まさに等身大の身の丈にあった表現です。
日々の生活の中で知覚した自然、気候、動植物の有り様をベースに、記憶と想像力でミキシングしています。
それは心象を風景に投影したものですが、素直な感受性が余すことなく表現されています。
見ているこちらの肩の力がスーッと抜けていきます。

描かれた風景の多くは実際に見たものですが、場所や時間を交差させて描いています。
久保さん自身がアマチュアバイオリニストでもあるので、そんな日常も動物に仮託して登場しています。
画面をよく見ていると、丁寧な描写と豊かな色彩に画家としての力量が表れています。
そんな絵画の中心にあるのは自然の造形であり、それを生む天候の様相です。
暖かな陽の光、シンシンと降り積もる夜の雪、春一番の突風などなど。
季節の移り変わりが生活にリズムを生み、自然と共に生きている実感をわたしたちに与えます。
それが過不足なく、久保さんのリアルな「時間」として画面に定着しています。

ご高覧よろしくお願い致します。


作品リスト

会期

2025年3月17
日(月)ー3月22日(土)
11:30ー19:00(最終日17:00まで)

会場案内