藍 画 廊


清水まこと
SHIMIZU Macoto


清水まこと展の展示風景をご覧下さい。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。
以上の23点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面の作品です。
「無題」素材は紙と鉛筆で、サイズは83×470cmです。



正面壁面、左端と左から2番目、3番目の作品です。
左は「1/6 Duchamp」ミクストメディアで22×16×8.5す。
中央は「覗き見 Duchamp」ミクストメディアで17.5×25×9.2です。
右は「Caba」ミクストメディアで26×20×9.8です。



正面壁面、左から4番目と5番目の作品です。
左は「Warabe」ミクストメディアで28×22×10.5です。
右は「Ray’s eyes」ミクストメディアで23×30.7×11です。



正面壁面、左から6番目と右端の作品です。
左は「構成の幕間」ミクストメディアで25.3×33×11.5です。
右は「我風 GaHoo」ミクストメディアで34×28.5×12です。



右壁面の右側の作品群です。
上段左から、「ムウゥ Muu」木で27×5×5、「魁 Kai」木で22×7×8、「間環 KanCan」木で39×10×10、「浮環 Fukan」ミクストメディアで23×12×5、「2016」木で39×39×10、「波留 Haru」で木14×45×10.5です。
下段左から「Za」木で19×16×9、「S測定」ミクストメディアで28×21.5×9、「遠点 Enten」木で26×7×8、「Quiet mark」ミクストメディアで27.5×40×20です。



上記作品からのピックアップで、左は「魁 Kai」、右は「浮環 Fukan」です。



左壁面、右端の作品です。
「NYからの土産 」ミクストメディアで105×105×3です。



入口横壁面上の作品です。
「Corner Box(4人の前衛)」ミクストメディアで36.5×36.5×36.5です。



入口横壁面、左端の作品です。
「Mobara」ミクストメディアで(41×41×2)×3枚組です。



入口横壁面、右端の作品です。
「クリムトが見ている」ミクストメディアで90×78×7です。



画廊センターの作品です。
「無題」ミックスメディアで21×21×240です。


清水まことさんの展示、前回同様多種多様です。
知らない人が見たらグループ展と思うかもしれません。
でもこれは、清水まことさんという一人の人間が内包している思考と造形の成果です。

表現者が表現者として育っていく時、多くのものに影響を受けます。
それを一言で言い表せば、時代という言葉になるでしょうか。
清水さんの作品を見ていると、多くの時代がそこにありますが、目を引くのは前衛、アバンギャルドです。
形式や概念を壊して、世界を一変させてしまう芸術運動、それが前衛、アバンギャルドです。

なぜ前衛、アバンギャルドかと言えば、(多分)清水さん自身が一変したからです。
その衝動を大切にして、デザイン=編集する。
清水さんのもう一つの職業はデザイナーであり、編集は最も得意とするところです。
故に作品は先達へのオマージュでも引用でもなく、編集です。
美術を編集して、一つの表現に創り上げる。
とても面白い試みだと思います。

多くの作品で印象に残るのは、箱の連作と紙の作品です。
箱はジョセフ・コーネルのオハコ(シャレ?)ですが、巧みな編集で美術を閉じ込めています。
マン・レイを密封した「Ray’s eyes」は見事な立体コラージュ。
大きな紙の作品はトレーシングペーパーを使って、両面に鉛筆で描かれています。
薄っすらと裏面の形体が浮かぶ仕掛けで、清水さんのグラフィック(平面的)な才が良く出ています。

時代というものは不思議です。
あるゆる分野が一斉に花開く時代があります。
そうかと思えば、閉塞した時代にキラッと一点だけ光ることもあります。
編集された美術史と、今という時代を生きる清水さんの表現。
その入り組んだ展示そのものが、一つの表現になっています。

ご高覧よろしくお願い致します。

プライスリスト1
プライスリスト2

2010年藍画廊個展

会期

2017年2月27日(月)ー3月4日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内