藍 画 廊


宗岡さと子展
minamo
MUNEOKA Satoko


宗岡さと子展の展示風景です。



各壁面ごとの展示を御覧下さい。



画廊入り口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の7点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべて4枚組です。
作品を1点ずつご覧下さい。



左壁面、左端の作品です。
タイトル「MINAMO 90-2」(木材・μグランド・油彩・オイルクレパス)でサイズ90×45cm 4枚組です。



左壁面、右端の作品です。
「MINAMO 90-1」(木材・μグランド・油彩・オイルクレパス)でサイズ90×45cm 4枚組です。



正面壁面の作品です。
「MINAMO 120」(木材・μグランド・油彩・オイルクレパス)でサイズ120×60cm 4枚組です。



右側壁面、左端の作品です。
「MINAMO 60-3」(木材・μグランド・油彩・オイルクレパス)でサイズ60×30cm 4枚組です。



右側壁面、中央の作品です。
「MINAMO 60-1」(木材・μグランド・油彩・オイルクレパス)でサイズ60×30cm 4枚組です。



右側壁面、右端の作品です。
「MINAMO 60-2」(木材・μグランド・油彩・オイルクレパス)でサイズ60×30cm 4枚組です。



入口横壁面の作品です。
「MINAMO mini」(木材・μグランド・アクリル絵の具)でサイズ5×2.5cm 4枚組です。

<作家コメント>

minamoについて

自然の中で水面を見つめると常に新しい水がやってきては入れ替わり同じ瞬間がないことは様々な文学作品で目にすることも多く、また実際の現象なのでごく当たり前に受け入れられていることと存じます。

少し視点を変えてプールの中や水槽の中から水面を見上げた時も同じ水面はありません。循環機の吐出口や自身の息が水面に上がっていくその動きとともに常に水面は蠢いています。

定点カメラのように同じ構図で常に変わる水面を動きをもたらす水流とともに水中から描きました。


宗岡さんの前回個展は、アフリカのボツアナの風景を描いたものでした。
雨期の終わりの、増水した川の水面をダイナミックに描写した作品です。
今回同様分割した画面が特徴でした。
本展はその続きとも言える展示で、水面を下の方から描きました。

循環器の吐出口や自身が吐き出す息が泡となって、下から上に、水面の左から右に流れています。
描写は宗岡さんらしい、カラフルで大胆なタッチが用いられています。
分割された画面は微妙にダブっていて、不思議な効果を生んでいます。
絵画ならではの表現です。

モチーフは前述した水面ですが、忠実な写生と言うより自由なデフォルメで、活き活きとした画面を作っています。
モチーフをきっかけとしながら、即興ジャズのようにアドリブで描いたような絵画です。
その自由奔放なフォルムと多彩な色合いが宗岡さんの絵画の特質です。

さて、宗岡さんが表現したものは何でしょうか。
わたしはそこに生命のダイナミズムを感じました。
地球という生命体が生み出す、生の重層的なリズムを感じました。
その中心となるのは、やはり、モチーフとなった水なのかもしれません。

ご高覧よろしくお願いします。

プライスリスト


2011年藍画廊個展

2012年藍画廊個展
2014年藍画廊個展

 

会期

2016年6月13日(月)ー18日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)


会場案内