藍 画 廊



伊藤寛幸展
“forest, mountain, valley”
ITO Hiroyuki

伊藤寛幸展の展示風景です。



各壁面ごとの展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。
左から、タイトル「untitled」でサイズ60.6(H)×50.0(W)cm(F12)、「untitled」で72.7×91.0(F30)です。



正面の壁面です。
左から、「thicket」で72.7×91.0(F30)、「untitled」で24.2×33.3(F4)です。



右側の壁面です。
左から、「untitled」で72.7×61.0(F20)、「untitled」で45.5×53.0(F10)、「untitled」で72.7×61.0(F20)です。



入口横の壁面です。
左から、「mountain and valley #2」で41.0×31.8(F6)、「mountain and valley #1」で41.0×31.8(F6)、「landscape #1」で14.0×18.0(F0)です。

以上の10点が展示室の展示で、その他小展示室に2点の展示があります。
作品はすべてキャンバスに油彩です。



左壁面、左端の「untitled」です。



左壁面、右端の「untitled」です。



正面壁面の「thicket」です。



正面壁面の「untitled」です。



右側壁面、左端の「untitled」です。



右側壁面、中央の「untitled」です。



右側壁面、右端の「untitled」です。



入口横壁面の「mountain and valley #2」と「mountain and valley #1」です。


〈作家コメント〉

風景がある質感を伴って、森の樹々が折り重なってモザイク状に広がる様子や、山並みの形と色の層が陰影をつくる。

そのイメージと絵の具の質感が同時に立ち上がってくるような画面を考えながら制作しています。


本展のサブタイトルは“forest, mountain, valley”です。
森と山と渓谷。
所謂、風景画です。
しかしこの風景画、とても新鮮です。

まず目に付くのは、タッチ(筆致)です。
荒々しいようでいて、的確に風景の細部を描写しています。
作品によって、横方向のタッチを多用したり、縦方向のタッチを多用したりと変化に富んでいます。

そして、色彩。
風景の光と絵の具の質感が混じり合って、独自の景観を形成しています。
青や緑が主体の中で、茶系や赤系の色の使い方が効果的です。

森の内部を描いた作品は抽象画のようにも見えます。
それらは絵画の地と図がお互いに作用しあって、ある種のオーバーオールな画面を作っています。
密度が濃く、奥行きのある画面です。

別段、奇景、奇観を描いているわけでもないのに、この風景画には魅入られます。
とても新鮮で、目に鮮やかです。
どこかで絵画と風景の本質に触れているような、伊藤さんの風景画。
今後の展開がとても楽しみです。

ご高覧よろしくお願い致します。

2004年藍画廊個展
2005年藍画廊個展
2007年藍画廊個展

作家Webサイト



会期

2013年10月7日(月)ー10月12日(土)

11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)



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