iPhone's photo(5)の続き
二月も押し迫るころ、藍画廊の事務室の書架や壁面が仕上がりました。
事務機器や書類、作家ファイルの搬入も終り、いよいよ移転記念の亀山尚子展の展示です。
搬入は作家の亀山さんとお母様。
それを眺めながら、撮影させていただきました。
最初に、仮の展示位置を決めて、とりあえずは床に置かれた作品です。
この状態で空間と作品のバランスを決めていきます。
そして端から作品を壁面に掛けていって、その過程で調整し、全部掛け終わってからも調整する場合があります。
亀山尚子展のオープニングパーティのワンシーンです。
一眼レフで撮影すると、レンズを向けられた人はどうしても構えがちになりますが、携帯では自然に振る舞ってくれます。
いつでもどこでも観光気分なのが、携帯(iPhone)の取り柄です。
さてこのころから、カメラ機能付加のアプリケーションをインストールして使い始めました。
その二つを紹介します。
左は「TOY CAMERA」で、、右は「QUAD CAMERA」です。
この二枚の画像はiPhoneのキャプチャー(画面撮り)で、それぞれの起動画面です。
「TOY CAMERA」は様々なエフェクターを施しながら撮影できるカメラです。
例えば林檎と蜜柑を撮れば、
こうなります。
真っ昼間に陽の射す窓辺で撮影しても、施すエフェクターによっては、こうなります。
「QUAD CAMERA」は連写機能で、名前の通りの四連写と八連写が出来ます。
ペットの撮影や、電車などの動くものの撮影に向いています。
例えば、アンディ・ウォーホルを撮れば、
こうなります。
ダブルエルビスならぬ、クォッドウォーホルです。
ネタを明かせば、自宅にあるウォーホルのセルフポートレイト(カレンダー)を四連写で撮って、四倍にしただけです。
連写のカシャカシャというシャッター音もシミュレートされていて、なかなか気分が出ます。
それでは「TOY CAMERA」の撮影をもう1枚。
何やら雰囲気が出てますが、被写体の中心はイスの上のコンビニレジ袋(中央の白い物体)とその下にあるハタキです。
バックはカーテンとロールカーテン。
麗人をイスに侍(はべ)らせたら、きっと絵になるでしょうね。
iPhone's photo(7)に続く