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「iPhone's photo(1)」


iPhoneを購入したのが7月11日ですから、既に二ヶ月が経過しました。
発売日前後の過剰な話題、報道は消え去り、それにつれて販売実績も急降下したとか。
何となく、分ります。
二年間で最低でも20万円ほどは支払う高額商品ですから、購入者の口コミが大きく左右しますが、それが芳しくないのでしょうね。

わたしの知人、友人で購入したのは三人。
多分、世間と比べれば多い方でしょう。
特にわたしが薦めたわけではなく、夫々の購入動機があって、使っています。

iPhoneのベースになっているのは、ご存知iPodです。
iPodはAppleのプロダクツとしては、異例に完成度の高い商品です。
逆にいえば、Appleのプロダクツは先進性やデザインには優れていても、(それに足を引っ張られて)完成度は低い。
長年Apple製の機器を使ってきた実感です。
それでも使い続けてきたのは、それなりの魅力があったからですが。

iPhoneもAppleプロダクツの例にもれず、やはり完成度は低い。
タッチパネルの感度や操作性が今一つで、誤操作がなくなりません。
ボタンを一つだけにしたシンプルさが、仇になっていると思います。
iPodのホイールのような工夫があったら、使い勝手は格段に上がると思います。

ブロードバンドに馴れた身には、やはり遅い3Gの通信速度と、よく落ちるSafariにはガッカリします。
普通の環境で普通に使う分には、とてもCMのような快適さは実感できません。
二年後のiPhoneが、ベータ段階を経過した実用機だと思いますので、待てる方はそれまで待った方が賢明です。
コストも、(その頃には)リーズナブルになっていると思います。



そんなわけで、わたしがiPhoneで使用頻度が高いのが、電話とカメラです。
普通の携帯とさほど変わりません。
iPhoneのカメラは200万画素で、数世代前の携帯カメラのスペックと性能だそうです。
しかしiPhoneの画面で見ている限りは、それで充分ですし、大きな画面は撮りやすく見やすい。
(撮影時の安定感=ホールドは、普通の携帯同様、良くありません。)

今年の夏、メモ代わりにiPhoneのカメラを使っていました。
今回はその画像で、夏の思い出を綴ってみたいと思います。

上の左は盛夏の雲です。
今年の夏も暑かったですね。
その盛りで目撃した、綿のような雲。
空の青さは東京ではなく、山梨の盆地の空です。

右は友人の誕生日パーティで。
50歳の誕生日でしたが、わたしは来年還暦。
一昔前ならジジババの集いですが、相も変わらない子供の集い。
別にそれで誰も困らないといえば、誰も困りません。



地味な画像二点です。
左は甲府市郊外の小さな公園。
やはり暑い日で、公園の土の照り返しが強烈でした。
すぐ近くに大きな書店があって、そこで本を購入したついでの撮影。
最近のショッピングセンターには大型書店が付属していますが、ここはそれらとは違い、本の選択がベストセラー中心ではありません。
昔どおりの教養主義で、品揃えも、都心の大型書店に負けないくらい豊富です。
自宅から遠いのが難点です。

右は自宅ベランダです。
暑いので水を撒いたのか、雨の後だったのか、忘れました。
上半分に映っているのはフェンスです。
ともあれ、今年の夏は失業状態で、不規則な日々に暑さが堪えました。



二点共自宅近所で撮影しました。
左は柿畑と道路を区切るフェンスです。
畑の方は砂地で、道路は土なのがお分かりになるでしょうか。
右は収穫前の葡萄畑で、黄色のネットが全体を覆っている様に惹かれて撮影。

このような画像をご覧になると、わたしの自宅周辺がノンビリした田園地帯に見えると思います。
ところが実際は結構賑やかで、商業施設や住宅の間に畑が点在している状況です。
今時の地方の典型的風景かもしれません。



これも近所の風景で、バイパス(国道20号線) 沿いの宝飾加工業のサイン(看板)です。
このサインの画像はiPhotoに載せたことがありますが、いつも見ても不思議な感触を覚えます。
水晶のサインの周囲だけ、非現実的な風景に見えてしまうのです。

右は映画『ノー・カントリー』のワンシーンです。
例によって、テレビ(モニター)の画面を直接写しました。
今年の夏はDVDでよく映画を見ました。
印象に残ったのはこの映画と、ダニエル・デイ・ルイスの『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でした。

iPhone's Photo(2)に続く