石田泰道展
ISHIDA Taido
石田泰道展の展示風景です。
石田泰道展は33展の作品(パルプ、レーヨン、木、海藻など)で構成されています。
作品は三つのシリーズに分けられ、それぞれ<種子シリーズ>、<種シリーズ>、<花シリーズ>になっています。
作品の詳細をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側壁面、左端の作品です。
<種子シリーズ>の「種子」です。
左壁面、右端の<種シリーズ>の21点です。
作品のクローズアップです。
正面壁面、左端の作品です。
以降は<花シリーズ>です。
タイトル「F043」で、サイズ30w/47h/23dcmです。
正面壁面、右端と正面壁面裏の作品です。
左は「F44」で95/10//10cm、
右は「F039」で10/15/11cmです。
正面壁面、エアコン下の作品です。
「F047」で28/20/10cmです。
右壁面、左端、左から2番目、3番目の作品です。
左は「F041」で16.5/13.5/10.5cm、
中央は「F046」で23/18/12.cm5、
右は「F040」で10/8/7.5cmです。
右壁面、左から4番目、5番目の作品です。
左は「F048」で25/19/12.5cm、
右は「F042」で10.5/12.5/9.5cmです。
右壁面、左から6番目、右端の作品です。
左は「F038」で10/12/11.5cm、
右は「F045」で17/19/14cmです。<作家コメント>
今回は、花と種子のシリーズの展示となります。
普遍的でもあるそれらテーマにおいて、他者と差別化を図ることも私にとって重要です。
紙を中心に自然素材を組み合わせて作品化していますが、作品には常にグラインダーで無数の傷を付け、大地から掘り起こしたかのような自然の風合いを加えています。つまりは、生命の象徴ともいえるそれらを「化石」化することにより、「永遠」美に封じ込めたいと願っています。また、それら傷は、私にとっては(本来手を染めてはならない完ぺきな美でもある)生とあらがう痕跡(マーキング)でもあります。
従前は銀白色の作品がメーンでしたが、今回は色のバリエーションにも挑戦してみました。石田さんの作品は主に廃材のパルプを使用しています。
自宅周辺には障子紙を生産する工場があって、そこから出るパルプを譲り受けて作品の素材にしています。
その他木の枝、海岸で拾った流木、海藻、畑に落ちていたトウモロコシの芯なども使っています。
それらの素材は、言ってみれば植物の死骸です。
もう要らなくなった、用もなくなったと思われる死骸です。
それを再生して、<種子シリーズ>、<種シリーズ>、<花シリーズ>の作品にしています。
文字通りの<再生>で、死に絶えたものに再び命が吹き込まれ、種子、種、花に姿を変えています。
それらは作家コメントにあるように、生を閉じ込めた化石のようなフォルムをしています。
そして眠っているような表情にも関わらず、そこには輝きがあります。
その輝きがわたしたちに強く<美>を意識させます。
なぜでしょうか。
恐らくは、種子や種や花に内包された死が、生を輝かせているからだと思います。
のっぺりとした生ではない、死によって活性化された生が輝き、そこに美しさが生まれているからだと思います。
それはあたかも魔術のようであり、これこそが美術でもあるように感じさせる作品です。
ご高覧よろしくお願いします。石田泰道2011年iGallery DC個展
石田泰道2015年iGallery DC個展
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石田泰道展
会期:2020年8月27日(木)〜9月13日(日)
開廊日:木・金・土・日
時間:12:00〜18:00
会場アクセスと展覧会スケジュール