藍 画 廊

横田亜弓展
YOKOTA Ayumi



壁面別の展示風景をご覧下さい。



展示室Aの展示です。

 


展示室A、入口横の4点です。



展示室B、左壁面の展示です。



展示室B、右壁面の展示です。

以上の16点で横田亜弓展は構成されています。
(上の画像以外にも展示室Bのコーナーに1点の展示があります。)
作品のドローイングとコーナーの作品は(紙、顔料、パステル他)、その他の作品は(パネルに胡粉、顔料、パステル他)を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。

 


展示室A、左壁の作品です。
左から2点はドローイング、右はタイトル「voice あわい」でサイズ72.8×51.5cm、「voice 夜を読む」で18.2×25.7cmです。



展示室A、右壁面の作品です。
左から「forest あめのあと」で30×30cm、「voice 眠り」で42×59.4cm、「voice こずえ」で25.7×18.2cm、「forest 眠り」で25.7×36.4cmです。


展示室B、左壁面の作品です。
左からvoice「 梢 」で51.5×72.8cm、voice「 ふる」で25.7×18.2cmです。

 


展示室B、右壁面の作品です。
左からvoice「 link 」で29.7×21cm、voice「sign 」で29.7.×21cm、voice「soltiude」で59.4×42cm、「feel」で21×14.8cmです。


横田亜弓さんの近年の絵画の主題は森です。
今回も森の景を中心に制作されています。
といっても具体的な森のモチーフがあるわけではありません。
横田さんの心の中に在るイメージを膨らませて、森を写生(生態を写す)しています。

森に入って心身を癒やす森林浴という行為があります。
ストレス軽減の効果がありますが、横田さんが森に入るのはもっと能動的です。
そして横田さんの森林浴には主体と客体の区別がありません。
主体(見るもの=作者)と客体(見られるもの=自然)の区別がなく、それが幾つものレイヤー(層)になって一つの絵が作られています。
西洋絵画では自然は観察するものであり、あくまでも主体が中心です。
東洋絵画は主体と客体が混然となっていて分離されていません。
横田さんと自然も一体で、そこを分けていません。
森の生態系の中に自分が含まれていて、その「覚醒」した状態で森の様相が描かれています。
(以上はわたしの勝手な想像ですが、あながち間違いではないと思っています。)

しなやかな筆致と鮮やかで深みのある色彩。
透視図法ではない、レイヤーを重ねる遠近法も躍動的です。
まさしく森は生きていて、見ている、そこに存在している作者は「覚醒」しています。
またギャラリーで展示を見ているわたしも、多様多彩な森を巡る楽しさ、歓びに目覚めます。

ご高覧よろしくお願い致します。


作品リスト

2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展

2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2022年藍画廊個展

会期

2025年5月5
日(月)ー5月10日(土)
11:30ー19:00(最終日17:00まで)

会場案内