横田亜弓展
YOKOTA Ayumii
横田亜弓展の展示風景です。
各壁面ごとの展示をご覧下さい。
画廊入口から見て、左側の壁面です。
正面の壁面です。
右側の壁面です。
入口横の壁面です。
以上の13点が展示室の展示で、その他小展示室に1点の展示があります。
作品はすべて、パネルに胡粉・顔料・パステル他を使用しています。
作品を一点づつご覧下さい。
左壁面、左端と左から2番目の作品です。
左はタイトル「resonance - うつろう - 」でサイズ594(H)×420(W)mmです。
右は「resonance - そこから - 」で365×256mmです。
左壁面、左から3番目と右端の作品です。
左は「「resonance - ひらく - 」で841×594mmです。
右は「resonance - はじまり - 」で1167×727mmです。
正面壁面、左端の作品です。
「resonance - よいん - 」で727×1167mmです。
正面壁面、右端の作品です。
「resonance - よいん II- 」で594×420mmです。
右壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「resonance - けはい - 」で841×594mmです。
右は「resonance - よかん - 」で297×210mmです。
右壁面、左から3番目と右端の作品です。
左は「resonance - うかぶ - 」で420×297mmです。
右は「resonance - うかぶ II- 」で420×297mmです。
入口横壁面、左端と左から2番目の作品です。
左は「resonance - うたう - 」で300×300mmです。
右は「resonance - あさ - 」で210×297mmです。
入口横壁面、右端の作品です。
「resonance - もうすぐ - 」で594×420mmです。〈作家コメント〉
画面が呼吸すること。
しなやかにつよく。 響き合うこと。
絵の中に、ゆらぎや間、奥行きをどうやって立ち現すことができるか考えています。
なぜ美術家は、殊更(ことさら)目に見えない空気や水や光を描こうとするのか。
この疑問はどこかで絵画の本質に結びついているような気がします。
それは美術が原始の宗教や呪術から出発したことと無縁ではないでしょう。
宇宙との交わりを試みた太古の人々の末裔として、多分に美術家は存在しているからです。
横田さんの絵画、省エネです。
色数も少ないし、手数も少ない。
がしかし、もちろん手抜きでもないし、ミニマリズムでもない。
画面の多くを占める空白の部分にこそ横田さんの絵画の秘密があります。
空白は何もないことを示しているわけではありません。
逆に、作家コメントにあるような「ゆらぎや間、奥行き」を出現させるための装置になっています。
しかしなぜ「ゆらぎや間、奥行き」が立ち現れるかを説明することは難しい。
そこには概念と技法の分かち難く結びついた、いわば絵画の秘密があるからです。
わたしにできることは、絵の中に入ってその空間と遊び、あわよくば溶け込むことぐらいです。
横田さんの絵画、少ない色数にもかかわらずカラフルです。
色が生き生きとしていて、空間が息づいている。
色を際立たせているのは光で、光こそが生命(いのち)の源です。
特にモチーフはなく、何げない日常を描いた絵画。
それがこのように生に溢れ、ポジティヴなのは、(見る者にとって)驚きであり、絵画の秘密に触れたような喜びでもあります。
ご高覧よろしくお願い致します。
会期
2016年2月29日(月)ー3月5日(土)
11:30amー7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内