画廊内の大作に比べると、コントラスト、彩度が高くなっています。
同じ画像(写真)を使っているのですが、かなり異った印象を受けます。
今回の展覧会は基本的には二つの画像(写真)のバリエーションですが、その範囲を超えて展覧会のコンセプトになっています。
全体として一つの作品としても見ることができると思います。
個人的にはこの小さなポートレイトが好きなのですが、この作品単独で観る場合と、同じ画像の大作ポートレイトと同居している場合とでは見え方が大きく異ります。
本展の妙、ではないかと思います。
風景(浜田さんの家の近所のありふれた風景)もポートレイトも、被写体としては特に珍しいものではありません。
撮影も凝ったものではありません。
技法、展示は浜田さん独自の方法ですが、画像が加工されているにもかかわらず逆にストレートな感じを受けます。
ストレートでピュアな作品です。
このシリーズの発表は回を追うごとに、ストレートでピュアになってきています。
その核心にあるもの。
わたしは、<光>ではないか思っています。
世界に差し込む、<光>です。
ご高覧よろしくお願いいたします。
会期
2003年5月12日(月)-17日(土)
11:30am-7:00pm(最終日6:00pm)
会場案内
BACK→CONTENTS