藍 画 廊

吉野涼子
YOSHINO Ryoko


藍画廊は奥野ビルに移転して新たなスタートを切りました。
新スペースは二つの展示室で構成されています。
入口から入るスペースは展示室Aで、隣の小さな方は展示室Bになります。
下は入口から見た展示室Aの展示風景です。



壁面別の展示をご覧下さい。



展示室A、左側の壁面です。



展示室A、右側の壁面です。



展示室B、左側の壁面です。



展示室B、右側の壁面です。
その他、コーナーの壁や窓の前などにも展示があります。
展示作品数は37点で、詳細は作品リスト1作品リスト2作品リスト3をご覧下さい。
作品のタイトルはすべて「untitled」で、マテリアルはキャンバスに油彩です。

 


展示室A、左壁面の作品です。
左から作品番号1(サイズ227×158mm SM)、作品番号2(273×220mm F3)、作品番号3(652×530mm F15)、作品番号4(1167×910mm F50)です。

 


展示室A、右壁面の作品です。
左から作品番号5(273×220mm F3)、作品番号6(530×455mm F10)、作品番号7(273×220mm F3)です。



展示室B、左壁面左の作品です。
左から時計回りに、作品番号8(410×318mm F6)、作品番号9(410×318mm F6)、作品番号10(410×318mm F6)、作品番号11(410×318mm F6)です。


展示室B左壁面右の作品です。
左上から作品番号12(227×158mm SM)、作品番号13(227×158mm SM)、作品番号14(227×158mm SM)、作品番号15(227×158mm SM)です。



展示室B窓の前の作品です。
左から作品番号16(273×220mm F3)、作品番号17(180×140mm F0)、作品番号18(180×140mm F0)です。


 


展示室B、右壁面左の作品です。
左から作品番号19(333×242mm F4)、作品番号20(180×140mm F0)、作品番号21(227×158mm SM)、作品番号22(180×140mm F0)、作品番号23(180×140mm F0)、作品番号24(180×140mm F0)、作品番号25(273×220mm F3)、作品番号26(180×140mm F0)です。


 


展示室B、右壁面右の作品です。
左から、作品番号27(227×158mm SM)、作品番号28(273×220mm F3)、作品番号29(227×158mm SM)、作品番号30(273×220mm F3)、作品番号31(227×158mm SM)、作品番号31(180×140mm F0)、作品番号32(180×140mm F0)、作品番号33(180×140mm F0)、作品番号34(180×140mm F0)、作品番号35(180×140mm F0)、作品番号36(180×140mm F0)、作品番号37(180×140mm F0)です。



吉野涼子さんの絵画のモチーフは可愛らしい小動物や縫いぐるみ、少女です。
そのカワイイ表情や佇まいには眼を奪われますが、そこから少しだけ離れて、純粋に絵画として見るとまた違った魅力を発見します。
つまりモチーフ以外の、絵画を成立させている要素から絵にアプローチすることです。

そうは言ってもわたしは絵画理論の専門家ではありません。
実作者でもありません。
単に絵が好きなだけですが、この作品の絵画的美しさには惹かれます。
構図も色彩も、主体と背景の按配も、実に細やかに神経が行き届いていて平安を覚えます。
軽やかさ重さのバランスも良好で、作者の視線と技量の確かさが窺われます。
モチーフが静物、たとえばコップや花瓶や果物であったとしても同じように眺めると思います。

絵画には長い歴史があって、その間には紆余曲折があったはずです。
おそらく優れた絵画の土台には、その歴史を踏まえた何かがあるはずです。
吉野さんの絵画は単なる新奇ではなく、歴史を含んだ今日的なものになっています。
そのような形態の上にカワイイがあるから、作品には昨今流行のそれには無い絵画的愉悦が生まれます。
カワイイはちょっと恥ずかしいところがあります。
でもそれが絵画として成立していれば、カワイイは立派な美としてわたしの前に現れます。

ご高覧よろしくお願い致します。

作品リスト1
作品リスト2
作品リスト3

2006年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展

2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展
2021年藍画廊個展
2022年藍画廊個展
2023年藍画廊個展

 

会期

2024年3月18
日(月)ー3月30日(土) 日曜休廊
11:30ー19:00(最終日17:00)

会場案内